【本日の名言】 忍耐と勤勉と希望と満足とは境遇に勝つものなり by 国木田独歩 の意味・解釈・教訓とは?

忍耐と勤勉と希望と満足とは境遇に勝つものなりby国木田独歩

【本日の名言】「忍耐と勤勉と希望と満足とは境遇に勝つものなり」 by 国木田独歩 (くにきだどっぽ)とは 明治時代の詩人 の 国木田独歩 による言葉だが、その意味・解釈・教訓とは?明治時代の詩人・小説家・ジャーナリスト・編集者として活躍し
複雑数奇な運命に翻弄され36歳でこの世を去った国木田独歩 とはどんな人物?そのほかの名言や関連する本などを紹介




【本日の名言】「忍耐と勤勉と希望と満足とは境遇に勝つものなり」の意味・解釈・教訓とは?

この言葉の参考出典は 国木田独歩(くにきだどっぽ) による 『欺かざるの記』より

明治・大正・昭和を代表する作家・詩人の名作を集成した文学全集。収録作品は、国木田独歩の「欺かざるの記(抄)」「我は如何にして小説家となりしか」「春の鳥」「馬上の友」「源おじ」。

「忍耐と勤勉と希望と満足とは境遇に勝つものなり」の言葉の意味とは?


忍耐と勤勉と希望と満足とは境遇に勝つものなり

忍耐(にんたい)』とは、こらえること、たえしのぶこと、苦しさ、辛さ、怒りなどを堪える、耐え忍ぶこと
勤勉(きんべん)』とは、仕事や勉強に一心に真面目にはげむこと。
希望(きぼう)』とは、あることを成就させようと願い望むこと。こうあってほしいと望み願うこと
満足(まんぞく)』とは、十分なこと、完全なこと、望みが満ち足りて不平不満のないこと、心がみちたりること
境遇(きょうぐう)』とは、生活していく上でのその人の環境や立場、身の上、周り合わせ、その人が置かれている立場、環境

忍耐と勤勉と希望と満足とは境遇に勝つものなりから得られる教訓としては??

人は境遇に左右されるものであろうか?もちろん、その人が置かれている立場、環境、巡り合わせ、のような運命的なものには勝てないように思えるが、しかし、どんな境遇であっても、それに対して、耐え忍び、環境が悪いからといって横着やずぼらをせずに勤勉に生き、さらには希望を持ち、不平不満を持たずに満足する心を持つことで、人間は境遇にすら打ち勝つことができる。

どんなに環境が良くない、周りが良くない、自分は運が悪いんだといって境遇によってそこで腐らずに、希望を持ち、骨身を惜しまずに努力することで悪い境遇にさえ打ち勝つことができるのだろう。

国木田独歩 のその他の名言や関連本おすすめ

友を得るに急なるなかれ 親友は自然に得るものなり

僕は時間の長短が人の真の交わりに関係するとは信じない

実行せざる思いつきは空想と称し、また妄想と称す

人はどんな場合に居ても
常に楽しい心を持って

仕事をすることができれば、
即ちその人は真の幸福な人と言い得る


男女相愛にして肉欲に至るは自然である。

肉交なき恋は事実にあらずして空想なり

『牛肉と馬鈴薯・酒中日記』「近代的短編小説の創始者」独歩の中・後期の名作を収録。理想と現実との相剋を超えようとした独歩が人生観を披瀝する思想小説『牛肉と馬鈴薯』、酒乱男の日記の形で人間孤独の哀愁を究明した『酒中日記』、生き生きとした描写力を漱石がたたえた『巡査』、ほかに『死』『富岡先生』『少年の悲哀』『空知川の岸辺』『運命論者』『春の鳥』『岡本の手帳』『号外』『疲労』『窮死』『渚』『竹の木戸』『二老人』。詳細な注解を付す。

『国木田独歩 (明治の文学) 』

『欺かざるの記抄―佐々城信子との恋愛』人生の思索を記した独歩の日記『欺かざるの記』から、佐々城信子との恋愛、結婚、離婚を経て、二十六歳で処女作「源叔父」を完成する迄の、日記の後半を全文収録。愛する女性を得た無上の歓びと煩悶、妻の家出、別離へ至る浪漫的恋愛と、明治人の近代的自我の内面が刻明に綴られ、時代の制約の中を強く生きる女性の行動の軌跡が知られる。名作『武蔵野』を発表する以前の、若い日々の著者の精神史。

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国木田独歩(くにきだどっぽ)とはどんな人物?何をした人?

国木田独歩(クニキダドッポ)
幼名は亀吉、のちに改名して本名は国木田哲夫(てつお)
別号(ペンネーム多数)孤島生、鏡面生、鉄斧生、九天生、田舎漢、独歩吟客、独歩生など

1871年千葉県銚子にて誕生〜1908年茅ヶ崎にて没(享年36歳)
明治時代の詩人・小説家・ジャーナリスト・編集者

国木田独歩は千葉県にて少々複雑ないきさつで生まれる。
幼少期から優秀で読書を好んだがイタズラ好きでもあったという。

(現代風に言えば不倫で出来た子という出生の秘密に思い悩み、人格形成に影響を与えたと言われている。)

東京専門学校を中退し、英語教師をしていた。
その後転職し、新聞記者として日清戦争に従軍『國民新聞』に連載された『愛弟通信』での文章が好評となった。

キリスト教を信仰し、洗礼を受け熱狂的なクリスチャンであった
1892年結婚するも、翌年には離婚

田山花袋や柳田國男などとも交流し
新体詩『独歩吟』『第二独歩吟』を発表し、ロマン主義詩人として出発

短編集『運命』で自然主義文学の先駆けとして高評価された

小説『武蔵野』『忘れ得ぬ人々』『牛肉と馬鈴薯』など
現在においても評価の高い作品を発表しつづけたが
プライベートでは失恋と貧困に苦しむ生活によって健康を害し結核に倒れ
わずか36歳にしてこの世を去った。

そのほか『酒中日記』『欺かざるの記』『春の鳥』など

 

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