【本日の名言】 春風を以て人に接し秋霜を以て自らを慎む by 佐藤一斎 の意味・解釈・教訓とは?

春風をもって人に接し、秋霜をもって自らを慎む

【本日の名言】「春風を以て人に接し秋霜を以て自らを慎む」by 佐藤一斎 (さとういっさい) とは江戸後期の陽明学派の儒学者佐藤一斎 による言葉だが、その意味・解釈・教訓とは?指導者のためのバイブルといわれる後半生の四十余年にわたって書いた語録。『言志四録』(げんししろく)を書いた佐藤一斎 とはどんな人物?そのほかの名言や関連する本などを紹介




【本日の名言】「春風を以て人に接し秋霜を以て自らを慎む」の意味・解釈・教訓とは?

この言葉の参考出典は 佐藤一斎 による 『言志四録』(げんししろく)より

『言志四録一日一言』江戸時代の儒学者・佐藤一斎が後半生の40余年をかけて書き上げた『言志録』 『言志後録』 『言志晩録』 『言志てつ録』。この4つの語録集の総称が『言志四録』である。 全部で1133条ある条文の内容は、人間の生き方、豊かな人生を送るための心構え、政治法律、学問修養、倫理道徳など、まさに多種多様。 本書は古典活学における練達の士が、その中から366を厳選し、「一日一言」としてまとめたもの。 一斎は、門弟3000人を数える、いわば「人材育成のプロ」。 西郷隆盛も座右の書として愛読したという金言の数々は、現代でも、日常生活の実践や仕事の中で必ず役に立つだろう

「春風を以て人に接し秋霜を以て自らを慎む」の言葉の意味とは?

春風を以て人に接し秋霜を以て自らを慎む

(読み):春風(しゅんぷう)を以(もっ)て人に接し 秋霜:(しゅうそう)を以(もっ)て自(みずか)らを慎(つつし)む

この名言の意味は端的にいうと 人に優しく 自分に厳しく。
春風のような和やかさで人に接し、秋霜の厳しさを持って自己抑制をせよ

春風を以て人に接し秋霜を以て自らを慎むから得られる教訓としては?

人に接するときは春の風のようにあたたかく穏やかに、和やかに人には接し、自分自身に対しては秋におりる冷たい霜のような厳しさをもって自分自身を抑制、律しなさい。身を包み引き締めるように。

ただ単に、人に優しく、自分に厳しくというだけではなく、自分に厳しく、軽はずみな言動を控え、常々慎重に振る舞うように心がけ、度を過ぎないように自分を律していることで他人に対して、穏やかに優しく接することができるという意味合いも含まれているだろう。

佐藤一斎 のその他の名言や関連本おすすめ

われまさに人の長所を見るべし人の短所をみるなかれ

少くして学べば、則ち壮にして為すことあり
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず
『言志晩録』第60条

佐藤一斎(さとういっさい)とはどんな人物?

佐藤一斎(さとう いっさい)
通称:捨蔵(じゅうぞう)名は坦 字(あざな)は大道
別号:愛日楼、老吾軒

佐藤一斎の肖像

出典:Wikipedia

1772年誕生〜1859年没
江戸後期の儒学者・朱子学者・陽明学者

佐藤一斎は美濃国岩村藩出身の家老の子として生まれた。

岩村藩に仕え、大坂に遊学し学んだ。

儒学の大成者として公に認められた人物である。
朱子学を講じつつも、内情は陽明学にまで傾いていたため
尊敬の意味を込め、『楊朱陰王』といわれた。

『言志四録』は西郷隆盛の愛読書としても有名である。

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