【本日の名言】進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む』by福沢諭吉(ふくざわゆきち)の意味・解釈・教訓とは?
『進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む』とは慶應義塾創設者・福沢諭吉(ふくざわゆきち)による言葉だが、その意味・解釈・教訓とは?福沢諭吉といえば一万円札の肖像として有名ですが緒方洪庵のもとで蘭学を学び、遣米使として江戸時代にアメリカに渡った福沢諭吉とはどんな人物だったのか?
福澤諭吉から渋沢栄一に一万円札の顔が変わるのはいつから?など
目次
【本日の名言】「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む」の意味・解釈・教訓とは?
「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む」
この言葉の意味とは、絶え間ない自主的な努力を継続することこそ、前に進むことにつながるという
ことを表している。現状維持だけでは衰退につながるということ。
福沢諭吉はアメリカに渡り、西洋文化に直に触れて大変な衝撃を受けて帰国、そのあとにも幾度も海外に視察に出かけ、西洋文化、先進の文明を取り入れることで日本の発展に多大なる尽力をした人物であり、そのことを日本国民に広く啓蒙することも情熱的に活動をつづけたことでも知られている。
今の時代で考えれば大したことではないように思えるが・・・
福沢諭吉が西洋文明・思想・文化を取り入れ、日本の文明開化を広く世間に啓蒙(人々に広く教え広める)することは攘夷思想が高まっていた当時においては、命を狙われてしまう危険な行為でもあった。
それでも福沢諭吉の活躍があったからこそ、今日の世界トップクラスに近代化された日本という国があるのだ。
福沢諭吉のその他の名言
独立の気力なき者は必ず人に依頼す、
人に依頼する者は必ず人を恐る
人を恐るる者は必ず人にへつらう者なり
進みもず、退きもせず停滞していることは人としてあるべき姿ではない
独立自尊
(慶應義塾の理念)
これらの格言やことわざから得られる教訓は・・・
独立の気力なき者=すなわち自主性にかける人間は必ず、人を頼る。人を頼ろうとする人間は何事をもなすことができない。
独立、自主性をもって、自分自身を高める成長する努力を続けることこそが大事である。
福沢諭吉(ふくざわゆきち)とはどんな人物?何をした人?
略歴・功績などなど
一万円札の肖像でもおなじみの福沢諭吉(ふくざわゆきち)は
1835年1月10日大阪にて豊前中津藩士の子として誕生〜1901年2月3日没(享年66歳)
本名:福澤(福沢)諭吉 ふくざわゆきち(ふくさわゆきち)
明治維新より後の時代にふくざわと発音
別名・変名・雅号など:
諱(いみな)=範(はん)
字(あざな)=子囲(しい)
雅号(がごう)=三十一谷人(さんじゅういっこくじん)・福翁、中村諭吉など
蘭学者・教育者・著述家・啓蒙家・思想家・慶應義塾創設者
蘭学者 緒方洪庵の適塾にて学ぶ
江戸で蘭学(洋学)塾を開く(これが慶應義塾の前身である)
1860年江戸幕府の遣米使節団として渡米
(軍艦…咸臨丸(かんりんまる)にて
アメリカにおいて近代国家として必要な病院、銀行や議会制度などの西洋文明に触れる
渡米によって触れた西洋文明の知識や見聞をまとめた
著書『西洋事情』(全10巻)がベストセラーとなる
福沢諭吉が一万円札のデザインになったのはいつから?
日本銀行券一万円紙幣いわゆる一万円札の肖像に福沢諭吉がなったのは
1984年(昭和59年)11月1日発行から〜
福沢諭吉の前は聖徳太子が一万円札の顔だった。
ちなみに、令和初の新紙幣デザインでは
福沢諭吉から渋沢栄一(日本資本主義の父)にバトンタッチとなる予定である
新デザインの新紙幣の発行は2024年頃に予定とのこと
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