【本日の名言】「大きなことをしようとする人は細部を深く考えなければならない」とはフランスの詩人・思想家で評論家、フランスの知性とまで称されたポール・ヴァレリーによる言葉であるが、その意味・解釈・教訓とは?類似表現『神は細部に宿る』といったのは誰?ポール・ヴァレリーとはどんな人物だったのか?などについて
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目次
【本日の名言】「大きなことをしようとする人は細部を深く考えなければならない」の意味・解釈・教訓とは?
この言葉の出典はフランスの詩人・思想家であったポールヴァレリーによる
大きなことをしようとする人は
細部を深く考えなければならない
の意味とは
大きな物事、大事業を成し遂げようとするものは
小さな細かいこともきちんとしっかり考えることが必要である。
逆に考えると、細部を深く考えない人は大きなことをやり遂げることはできないということだろう。
大きなこととは、小さな細かい物事の積み重ねである。
細部の一つ一つ、小さくて地味なことでも、それらをおろそかにしてしまえば大きなことには繋がらない。
類似表現で良く聞く、目にしたことがあるのは
神は細部に宿る
こちらの名言はドイツの美術史家・アビ・ヴァールブック(Aby Moritz Warburg、アビ・ヴァールブルク)によるもの
小さなこと、細かいことをおろそかにしてはいけない
細部にこそ神(人生や宇宙の真理)が宿っているのだ
本当に素晴らしい点は一見するだけではわかりにくいものだが一流のものほど細部に細やかな仕事がなされているものだ。
ポール・ヴァレリー(バレリー)とはどんな人物?
Paul Valery
ポール・ヴァレリー
1871年誕生〜1945年没(享年73歳)
フランスの詩人・思想家・批評家・評論家
ポール・バレリーは地中海の港町で生まれた。
マラルメの門下に入り、創作の意識的方法論を説いた評論『レオナルド・ダ・ビンチの方法序説』
小説『テスト氏との一夜』を発表したのち、突如、長い沈黙期間に入る。
その後詩集『若きパルク』などを発表し、象徴主義の詩人として脚光をあびる。
象徴詩から純粋詩まで
『フランスの知性』と評され、文学・芸術・文化全般に様々な分野にわたり、精密な評論を書いた
大戦後のフランス政府(ド・ゴール政府)における国葬の第一号として葬られた人物である
代表作『海辺の墓地』『精神の危機』など