【本日の名言】「一つの敗北を決定的な敗北と取り違えるな」とはアメリカの小説家F・フィッツジェラルドが残した言葉だが、その意味・解釈・教訓とは?映画化された『グレートギャツビー(偉大なるギャツビー)』あまりにも有名だが、わずか44歳でその生涯を閉じた作者・フィッツジェラルドが生前は常に金銭的に悩まされていたって本当??
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目次
【本日の名言】「一つの敗北を決定的な敗北と取り違えるな」の意味・解釈・教訓とは?
この言葉はアメリカの失われた世代(ロストジェネレーション)を代表する作家の一人・フィッツジェラルドが残したものである。
英語の原文だと・・・
Never confuse a single defeat with a final defeat
一つの敗北を決定的な敗北と取り違えるな
訳によって日本語の表現は少し変わる
たった一度の敗北を、決定的な敗北と勘違いしてはいけない
この意味とは?
誰にでも負けるときがあるし失敗することだってある
一度くらい経験した負けや、失敗をしたからといってそれを決定的な敗北であると勘違いしてはいけない
たった一度のちっちゃな失敗が一生、一巻の終わりであると勘違いするな
フィッツジェラルドによるその他の名言
他人と違う何かを語りたければ他人と違った言葉で語れ
誰かを批判したいときはこの世の中の人みんながみんな
自分と同じように恵まれているわけではない事をちょっと思い出すべきだ
Whenever you feel like criticizing anyone, just remember
that all the people in this world haven’t had the advantages that you’ve had
この世にはありとあらゆる形の愛があるが同じ愛は二つとない
There are all kinds of love in this world but never the same love twice
フィッツジェラルドとはどんな人物?
フルネームはFrancis Scott Key Fitzgerald,
(フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド)
F・スコット・フィッツジェラルドなどと表記される
1896年ミネソタ州で誕生〜1940年カリフォルニアで没(享年64歳)
アメリカの小説家 失われた世代(ロスジェネ)を代表する作家
F・スコット・フィッツジェラルドはアイルランド系のカトリックを信仰する両親のもとに生まれた。
両親は裕福な家庭の出身であったが、父親の事業はフィッツジェラルドが生まれる前に破綻していた。
しかし、母方の実家からの援助によって、裕福ではないまでも不足はない家庭で育つ。
1913年にプリンストン大学へ進学し、終生にわたっての編集者となる友人、エドマンドと出会う
フィッツジェラルドは大学で、詩作や演劇脚本を学び、創作していたが、大学内のアカデミックな雰囲気になじめず
1915年には一時休学したのち、中退し、米国の第一次世界大戦への参戦を機に陸軍へ入る。
フィッツジェラルドはヨーロッパの戦地に行くこともなく内地勤務のままに
第一次世界大戦は終結し、陸軍を除隊する。
1920年の『楽園のこちらがわ』にて
第一次世界大戦後にジャズと無目的な行動で空白感を埋めようとする青年たちの群像を描きだした
それ以降ロストジェネレーション(失われた世代)を代表する作家として
『偉大なるギャツビー(グレートギャツビー)』
『夜はやさし』
などを発表し、高い評価を受け、ベストセラーともなるが、単なる流行作家として
彼は浪費的な生活にふけり、生涯にわたって金銭トラブルに悩んでいたとされる。
商業的に受けのよい、短編を書き、小説の映画化権を売るなどして生活費を稼いでいた。
アルコールに頼る生活に溺れ、文学的にも後退し、『ラスト・タイクーン(最後の大君)』は未完の大作のままに心臓麻痺で没した。
レオナルド・ディカプリオ主演のハリウッド映画『華麗なるギャツビー』で近年注目を浴びたが
フィッツジェラルドの『グレートギャツビー(偉大なるギャツビー)』が今日のように不動の名作であるという評価を受けるようになったのはフィッツジェラルドの死後10年以上が経ってからであった。
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