【本日の名言】言うは易く行うは難し by桓寛(かんかん)出典の『塩鉄論』とは?意味・解釈・教訓は?

言うは易く行うは難し

【本日の名言】「言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし)」とは中国前漢時代の学者桓寛(かんかん)による『塩鉄論』に出てくる言葉をもとにした慣用句、ことわざであるが、その意味・解釈・教訓とは?『塩鉄論』に出てくる原文の表現とは?桓寛(かんかん)とはどんな人物?




【本日の名言】「言うは易く行うは難し」の読み方・意味・解釈・教訓とは?

この言葉の出典は 中国・前漢時代の学者官吏であった桓寛(かんかん)の選による政論書『塩鉄論』より
『塩鉄論(Yán tiě lùn)えんてつろん』とは
塩・鉄・酒の専売制度に関する朝廷における議論を10巻にもとめたものである
当時の時代の社会・経済・政治・思想・学術までを如実に知ることのできる貴重な文献である。

『塩鉄論の利議』の原文の漢文にはこうある。

言者不必有徳。何者、言之易而行之難

「言う者は必ずしも徳あらず。何となれば、これを言うは易くして、これを行うは難ければなり」

立派な事を言う人が必ずしも徳があるとは限らない。
それはなぜか、言うことは簡単であるが、実行することは難しいからだ。

という表現に基づいて生まれたのが現在、ことわざ、慣用句としても浸透している

言うは易く行うは難し
(いうはやすく おこなうはかたし)
※難しを「がたし」と読みたいところですが、この場合は濁らず「かたし」と読む

この言葉の意味とは、口で言うのはたやすい(簡単だ)が、それを実行することは難しい

何をするにしても口で言うだけならどんなことだって簡単だし、口で言うだけなら誰にだってできる。
しかし、それを実行、実際に行動にうつすことは難しいものだ。

口先だけでは立派な事を言っていても、行動が全く伴っていない人はいませんか?
例えば、自分ではやらないスポーツであったり、やったこともない格闘技をみながら
あーだこーだ、ウンチク垂れてる人やエセ批評家やニワカ評論家みたいな人っていますよね

何かをするする、やるやると、口先だけのやるやる詐欺するする詐欺になってたりしませんか?
何か新しいことを始めようとすると、関係ない友人が
「そんなこと無駄だからやめなよ」とか、根拠のない反対を唱えてくる人っていませんか?

なにごとにおいても間違いなく

「言うは易く行うは難し」ということは間違いなく真理でしょうね。




桓寛(かんかん)とはどんな人物?

桓寛(かんかん・クワンクワン)
字(あざな)は次公

前漢時代の儒者・学者・官吏・河南省汝南郡の人

宣帝、昭帝に仕え、塩・酒・鉄などの専売に関する会議『塩鉄会議』における
議論の記録を60篇にまとめ『遠鉄論』を著した。




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