【本日の名言】「石の上にも三年」とは江戸前期の俳人・松江重頼(まつえしげより)による著書『毛吹草(けふきぐさ)』に出てくる言葉であり、現在はことわざ・慣用句になっているがその意味・解釈・教訓とは?松江重頼とはどんな人物?
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目次
【本日の名言】「石の上にも三年」の意味・解釈・教訓とは?
ことわざや慣用句となっていることでもおなじみの
石の上にも三年
この言葉の出典は、江戸時代初期の俳人 松江重頼(しげより)の著書『毛吹草(けふきぐさ)』より
・『毛吹風』は句の作法指導を目的としたものである。
「石の上でも3年続けて座れば温まる」という意味から
物事は辛くとも根気よく辛抱することで必ずや最後には成功すると言う意味
石のように重くて固くて冷たい塊のようなところにでも
3年間、すなわち1000日以上も辛抱強く座り続けていれば石さえもやがて温かくなる
どんなに辛いことでも耐え忍んで辛抱強く我慢すれば何かが変わるという教え
石の上にも三年の類似表現
- 茨(いばら)の中にも三年
- 火の中にも三年
- 牛の歩みも千里
・ゆっくりでも怠らずに努力し続ければ必ず成果があがるというたとえ
松江重頼(まつえしげより)とはどんな人物?
松江 重頼(まつえしげより)
通称:大文字屋治右衛門
別号:維舟、江翁
1602年松江にて誕生〜1680年京都で没(享年77歳)
江戸前期の俳人
早くから京都に住み、撰糸(せんじ)売りを生業とした裕福な商人であった
(撰糸とは薄い絹織物で、羽二重に類するもの)
里村昌琢より連歌を学び、松永貞徳に俳諧を学んだ
『犬子(えのこ)集』『毛吹草』『毛吹草追加』『佐夜中山集』『俳諧時勢粧(はいかいいまようすがた)』など
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