【本日の名言】 賢明な思考よりも慎重な行動が重大である by キケロ の意味・解釈・教訓とは?

賢明な思考よりも慎重な行動が重大である

【本日の名言】「賢明な思考よりも慎重な行動が重大である」by キケロ とは ローマの政治家 の キケロ (シセロとも)による言葉だが、その意味・解釈・教訓とは?古代ローマの政治家・哲学者・雄弁家・ラテン散文の完成者マルクス・トゥッリウス・キケロとはどんな人物?そのほかの名言や関連する本などを紹介




【本日の名言】「賢明な思考よりも慎重な行動が重大である」の意味・解釈・教訓とは?

この言葉は古代ローマの哲学者 キケロ による名言である。

「賢明な思考よりも慎重な行動が重大である」の言葉の意味とは?

賢明な思考よりも慎重な行動が重大である

『賢明(けんめい)』とは、賢くて道理、道義(人のお香なうべき正しい道)に明らかなこと、適切な判断や処置が下せる様。
『思考(しこう)』とは、直感、経験、知識などをもとに思いめぐらすこと、考え、考えていること。
『慎重(しんちょう)』とは慎み深く、注意深い様、軽々しくないこと
『行動(こうどう)』とは行うこと、行い、実際に体を動かして何かを行うこと。

賢明な思考よりも慎重な行動が重大であるから得られる教訓としては?

賢明な思考。いくら賢かろうが、道義にかなっていようが思考だけでは意味がない
それよりも慎重に行動することに価値がある。
思考、考え方は立派で賢明であろうとも、行動が思考に追いつかず愚かであれば意味がない

どれだけ多くの知識や情報を頭に詰め込んだとしても
それをその知識を行動として使わなければ意味がない、むしろ重いだけである。
石橋を叩いて渡る
ことが重要だということ。用心に用心を重ねた上で物事を実際に行うことが大事である。

石橋を叩いて叩いて、壊してしまわないように、慎重に行動をしよう。

キケロ のその他の名言や関連本おすすめ

 節倹は大いなる収入である 

厳しすぎる規則というものは
人間に害しか及ぼさない

思ったことをしゃべっていてはいけない
よく考えてから物を喋るべきだ


どれほど大量の知識を頭に詰め込んでも

使わなければ意味がないどころか重たいだけだ


勇気がなければ
どれほどの知識があろうと
賢者にはなれない


どんなに崇高で意義のある戦争よりも

道理に外れた平和を私は欲する

時間がそれを軽減し和らげてくれないような悲しみは一つもない


『老年について 友情について』
偉大な思想家にして弁論家、さらには激動する共和政末期のローマで格闘した政治家でもあるキケロー(前一〇六‐四三年)。その最晩年の著作のうち、最も人気のある二つの対話篇。「無謀は華やぐ青年の、智慮は春秋を重ねる老年の特性」、「注意深く友人を選ばなければならない」など、数々の名言とともに生きる知恵を伝える珠玉の古典を一冊にした新訳。


『言葉を「武器」にする技術 ローマの賢者キケローが教える説得術』
欧米の知識人、グローバルエリートの基本教養であるキケローの名著『弁論家について』は2000年間、受け継がれてきた「人を動かす」言葉の技術の集大成です。日本ではこれまで本格的に紹介されることがなかったキケロ―の『弁論家について』を元に〈伝え方〉〈話の通し方〉〈納得させ方〉の“奥義”をわかりやすくまとめて紹介します。「人を動かす」言葉のテクニックの決定版!


『キケロー書簡集』
古代ローマの政治家・弁論家キケロー(前106‐前43)の書簡は、激動の時代に重要な役割を担った人物の証言として、計り知れない歴史的価値を持つ。「うちとけて、おかしみのある」調子で語られることもある書簡には、公刊を前提に書かれたものとはひと味違った、生身の人間キケローの多面的な姿があらわれている。112通を精選。

キケロ ー(シセロ) とはどんな人物?何をした人?

キケロの本名は Marcus Tullius Cicero シセロとも呼ばれる)

マルクス・トゥッリウス・キケロ

キケロの彫像

BC紀元前106年誕生〜紀元前43年没(享年63歳)

キケローは古代ローマの政治家・哲学者・雄弁家・ラテン散文の完成者

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共和制ローマの混乱の世において、最高の教養(多才)と雄弁とで不正の弾劾、自由の擁護者として政界で活躍し、地位を占め、共和制の護持につとめたが第一次三頭政治のもとで追放されてしまう。

翌年に帰国するも自由な政治活動は叶わず・・・

哲学的な執筆活動に従事した。


カエサルが暗殺された後、再び元老院の重鎮として活躍
したが、今度は・・・・

アントニウスと対立、第二次三頭政治樹立後に再び追放され、ついにはキケロは暗殺された。

三頭政治とは?以下Wikipediaより 

第一次(第一回)三頭政治は<ガイウス・ユリウス・カエサル>、<グナエウス・ポンペイウス>、<マルクス・リキニウス・クラッスス>の三者によって成立した。これは、あくまで非公式なものであり、当時は三頭政治(Triumviratus)という呼称はなかった。
第二次(第二回)三頭政治とは?カエサル暗殺後の動乱の中、いずれもカエサル派の<ガイウス・ユリウス・カエサル・オクタウィアヌス>、<マルクス・アントニウス>、<マルクス・アエミリウス・レピドゥス>の三者によって成立した。
当時、三頭政治(Triumviratus)と呼ばれたのはこの第二回のみである。

キケロの功績の数々とは?

法律上、政治上の論策の他にも、
哲学・修辞学(美辞学・レトリック)、弁論術に関して多くの優れた論述や書簡は後世の模範となった。

ギリシャの学術語ラテン語に翻訳して後世に伝えた功績もまた絶大である。

キケロの作品の中で現存するものは

  • 弁論演説が100以上のうち58編
  • 哲学、修辞学関連が20編
  • 書簡900通あまりが現存する。

キケロの有名な著作としては『弁論家論』『国家論』『ブルーツス』『善と悪の限界について』『神々の本性について』『義務について』などがある。




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