【本日の名言】 節倹は大いなる収入である by キケロ (キケロー、シセロなどとも) とは古代ローマの政治家・哲学者・雄弁家・ラテン散文の完成者 であるマルクス・トゥッリウス・キケロによる名言である。その意味・解釈・教訓とは?キケロ とはどんな人物?そのほかの名言や関連する本などを紹介
目次
【本日の名言】 節倹は大いなる収入である の意味・解釈・教訓とは?
この言葉は紀元前1世紀頃の古代ローマの政治家・雄弁家・哲学者であった マルクス・トゥッリウス・キケロ による名言である。
節倹は大いなる収入である の言葉の意味とは?
節倹は大いなる収入である
この名言から得られる教訓としては?
「節倹(せっけん)」とは費用を省いて質素にすること。
節倹というのは倹約や節約と同じ意味である。
すなわち、節約、無駄を省き出費を抑えることはチリもつもれば大きな収入を得ることと同じである。
無駄を省き節約につとめる、出費を減らすことはすなわち収入が増えるということと同義になるということ。
私個人の考えでも、これは完全に同意である。例えば都心の便利な賃貸に住んで高い家賃を払い続けるのと、地方の田舎でも家賃の安い、もしくは家賃がかからない場所に住むのとではどうだろう?現在の高度にネットが発達した社会においては地方だろうと田舎だろうと都会でないと手に入らないモノは特に思いつかない。。。例えば、東京で働き賃貸住宅に毎月10万円の家賃を払うのと、地方の片田舎にある実家で家賃ゼロで暮らすのでは、たとえ都会に比べれば多少は不便だがそれは毎月10万円の節約=すなわち10万円の収入を得ているのと同義なのではなかろうか。。。。まあこれもいわゆるモノは考えよう。ってやつかもしれないが‥。節約=収入という考え方が紀元前からすでにあった考え方なのだということも一つの事実だ。
キケロ のその他の名言や関連本おすすめ
厳しすぎる規則というものは
人間に害しか及ぼさない
思ったことをしゃべっていてはいけない
よく考えてから物を喋るべきだ
どれほど大量の知識を頭に詰め込んでも
使わなければ意味がないどころか重たいだけだ
勇気がなければ
どれほどの知識があろうと
賢者にはなれない
どんなに崇高で意義のある戦争よりも
道理に外れた平和を私は欲する
『老年について 友情について』
偉大な思想家にして弁論家、さらには激動する共和政末期のローマで格闘した政治家でもあるキケロー(前一〇六‐四三年)。その最晩年の著作のうち、最も人気のある二つの対話篇。「無謀は華やぐ青年の、智慮は春秋を重ねる老年の特性」、「注意深く友人を選ばなければならない」など、数々の名言とともに生きる知恵を伝える珠玉の古典を一冊にした新訳。
『言葉を「武器」にする技術 ローマの賢者キケローが教える説得術』
欧米の知識人、グローバルエリートの基本教養であるキケローの名著『弁論家について』は2000年間、受け継がれてきた「人を動かす」言葉の技術の集大成です。日本ではこれまで本格的に紹介されることがなかったキケロ―の『弁論家について』を元に〈伝え方〉〈話の通し方〉〈納得させ方〉の“奥義”をわかりやすくまとめて紹介します。「人を動かす」言葉のテクニックの決定版!
『キケロー書簡集』
古代ローマの政治家・弁論家キケロー(前106‐前43)の書簡は、激動の時代に重要な役割を担った人物の証言として、計り知れない歴史的価値を持つ。「うちとけて、おかしみのある」調子で語られることもある書簡には、公刊を前提に書かれたものとはひと味違った、生身の人間キケローの多面的な姿があらわれている。112通を精選。
キケロ ー(シセロ) とはどんな人物?何をした人?
キケロの本名は Marcus Tullius Cicero (シセロとも呼ばれる)
マルクス・トゥッリウス・キケロ
BC紀元前106年誕生〜紀元前43年没(享年63歳)
キケローは古代ローマの政治家・哲学者・雄弁家・ラテン散文の完成者
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共和制ローマの混乱の世において、最高の教養(多才)と雄弁とで不正の弾劾、自由の擁護者として政界で活躍し、地位を占め、共和制の護持につとめたが、第一次三頭政治のもとで追放されてしまう。
翌年に帰国するも自由な政治活動は叶わず・・・
哲学的な執筆活動に従事した。
カエサルが暗殺された後、再び元老院の重鎮として活躍したが、今度は・・・・
アントニウスと対立、第二次三頭政治樹立後に再び追放され、ついにはキケロは暗殺された。
三頭政治とは?以下Wikipediaより
第一次(第一回)三頭政治は<ガイウス・ユリウス・カエサル>、<グナエウス・ポンペイウス>、<マルクス・リキニウス・クラッスス>の三者によって成立した。これは、あくまで非公式なものであり、当時は三頭政治(Triumviratus)という呼称はなかった。
第二次(第二回)三頭政治とは?カエサル暗殺後の動乱の中、いずれもカエサル派の<ガイウス・ユリウス・カエサル・オクタウィアヌス>、<マルクス・アントニウス>、<マルクス・アエミリウス・レピドゥス>の三者によって成立した。
当時、三頭政治(Triumviratus)と呼ばれたのはこの第二回のみである。
キケロの功績の数々とは?
法律上、政治上の論策の他にも、
哲学・修辞学(美辞学・レトリック)、弁論術に関して多くの優れた論述や書簡は後世の模範となった。
ギリシャの学術語をラテン語に翻訳して後世に伝えた功績もまた絶大である。
キケロの作品の中で現存するものは
- 弁論や演説が100以上のうち58編
- 哲学、修辞学関連が20編
- 書簡900通あまりが現存する。
キケロの有名な著作としては『弁論家論』『国家論』『ブルーツス』『善と悪の限界について』『神々の本性について』『義務について』などがある。