【本日の名言】「最高に到達せんと欲せば最低から始めよ」とは古代ローマ時代の元奴隷出身の詩人・喜劇作者であったP・シルスこと、プブリリウス・シルスによる言葉だが、その意味・解釈・教訓とは?シルスとはどんな人物?などについて
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目次
【本日の名言】「最高に到達せんと欲せば最低から始めよ」 の意味・解釈・教訓とは?
出典はP・シルスことプブリリウス・シルスという紀元前1世紀ごろに活躍した古代ローマ時代の喜劇作者によるものである。
最高に到達せんと欲せば最低から始めよ
この言葉の意味はほとんど読んでそのまま。
自分を最高の場所(地位)に持っていきたいのであれば
最低の地点から始めなさい
とは、要するに、最高の場所、いわゆるトップに登りつめたいのであれば
基礎や土台をしっかりとさせ、末端の仕事から始めなさいということ。
中途半端な地点から高みを望んでも、基盤がしっかりしていないと途中で足元をすくわれてしまうかもしれない。
最高の地点、トップを目指す、トップの地位を望むのであれば、
最低の地点、ゼロから、一つ一つコツコツと基礎を固めてゆけということ。
例えば企業の経営者でも末端の仕事や作業を知らなかったり、
そういった基盤となる部分をバカにしておろそかにしているような人は最高には到達できませんよ、ということだろう。
プブリリウス・シルスとはどんな人物?
Publilius Syrus(プブリリウス・シルス)
シロスやシルズなどと表記されることも
生年没年不詳(紀元前85〜43年ごろ?)
紀元前1世紀ごろの喜劇作者・ローマの詩人・アッシリア人の元奴隷
ププリリウス・シルスはアンチオキアから奴隷としてローマに連れてこられたとされる
シルスは、機知に溢れる人物であったとされ、その類稀なるウイットにとんだセンスによって
主人から才能を認められて、教育を受け、奴隷の身分から解放された。
自作自演の喜劇役者であり、地方で開催された即興劇のコンテストのようなもので披露した
パントマイム劇で優勝し、シーザー、すなわち古代ローマ皇帝カエサルから賞を受けた
ラベリウスとともにミモス劇の芸術性を高めた人物である。
シルスの作品に出てくる言葉が教訓的な要素を多く含んでいるとして
『警句集』に箴言として編まれ、教科書として使われた
シルスによるその他の名言・格言
- 己れ自身を幸福と考えざる人間は幸福にあらず。
- 恋をし、同時に賢くあることは不可能である
- 死の恐怖は死そのものよりも恐ろしい
- 人に対する仕打ちを人からも受ける事を思いなさい