
【本日の名言】[本当に黙することのできるものだけが本当に行動することができる] とはキルケゴールの『現代の批判』に記された言葉だがこの意味は?解釈は?この言葉を残した キルケゴール(デンマークの哲学者•神学者)とはどんな人物?めんどくさい人だった?
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目次
「本当に黙することのできるものだけが本当に行動することができる」 とは?
本当に黙することのできるものだけが本当に行動することができる
これはセーレン・キルケゴール(キェルケゴール)の著書『現代の批判』において著述されたものである。
本当に黙することのできるものだけが
本当に語ることができ
本当に黙することのできるものだけが
本当に行動することができる。
訳によって多少の表現に違いがあるが、この文章には続きがある
本当に黙っていることのできるものだけが、
本当に語ることができ、本当に行動することができるのだ。
沈黙は内面性である。おしゃべりは本当に語ることを先取りしてしまい、
反省の初見は機先を制して行動を弱める
意味・解釈としてはこのようなものである
本当に弁がたつもの(優れた人)は普段は黙っているもので
本当に実行する能力のあるものは黙って行動にうつすものである
本当に有能な人物はペラペラとしたおしゃべりではなく、普段は寡黙なもの。
そして何も言わず(語らず)とも、いざという時には的確に行動に移すが
普段はペラペラと多弁なものほど、行動が伴わないものだ
確かに、口だけ達者で自分では何もしない人ってよくいますよね・・・
私がイラっとしてしまうのは、やったこともないスポーツをあたかも経験者かのようにあーでもないこーでもないと語るやつ・・・ですが
まあこのキルケゴールの名言とはちょっとずれるかもしれませんけど・・・
不言実行、黙ってなすべきことを粛々と実行する方が確かにクール。
私も口先だけになりがちなので気をつけなければ!
キルケゴール(キェルケゴール)とはどんな人物?
セーレン・オービエ・キェルケゴール
デンマーク語: Søren Aabye Kierkegaard
(発音はセーアン・オービュー・キアゲゴーに近い)

出典:Wikipedia
デンマークの哲学者・神学者
現代実存哲学の創始者
プロテスタンティズムの革新的思想家
1813年誕生〜1855年没(享年42歳)
キルケゴールは裕福な商人家庭の7人兄弟の末っ子としてデンマークのコペンハーゲンで生まれた。
父親は敬虔なクリスチャンであった。
デンマークのコペンハーゲン大学の神学部卒業後
ドイツ・ベルリン大学に留学しシェリングに学んだ
父の死後から本格的研究を始める
1840年に17歳のレギーネと婚約するも翌年婚約破棄。
度重なる身内の不幸(7人兄弟のうち末っ子の彼と長男をのぞき5人が34歳までに死亡している)
と、このレギーネとの婚約破棄などの体験がキルケゴールの人生哲学と作品に大きな影響を及ぼしている。
1842年から著作活動を始める
『不安』と『絶望』を実相(実際のありさま)とし、理性を超出して自由と人間性を希求(願い求める)という《実存》思想に目覚めたキルケゴールの哲学は、ヘーゲル・シェリングの観念論を批判した。
「単独者」「主体性こそが真理」などの概念を中心とした実存論的思索を展開。
神学的には当時のデンマークの教会のあり方を攻撃し、教会的キリスト教の変革を説いた。
キルケゴールは特に信仰と実存の問題について深く掘り下げた
『愛の反復の思想』は実存主義の先駆けとされバルトの弁証法神学やハイデッガーなどの現代思想や現代文学に多大な影響を与えた。
キルケゴールのめんどくさいコーヒー好き説
キルケゴールが好んで飲んでいたものに、甘い甘いコーヒーがあった。
甘い砂糖山盛り(角砂糖30個分ともいわれる)にコーヒーをかけ、砂糖をとかして飲むというスタイルを好んだという。
むしろそれは、もはやコーヒーでもないだろうという気がするが・・・
しかも、キルケゴールがそのコーヒーを飲むときには
彼が収集した50個ものお気に入りのコーヒーカップを使い、それも
秘書に選ばせ、持って来させて、50個のコーヒーカップコレクションのなかから
「そのカップを選んだ哲学的に妥当な理由を述べよ」
とその秘書に回答をもとめたという・・・・・・
キルケゴール、、、超っっめんどくせええええええ!!!!
キルケゴールの主な著書と関連書籍
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- 『Enten-Eller (あれか、これか)』
- 『Frgyt og baeben(おそれとおののき)』
- 『Gjentagelsen(反復)』
- 『Begrebet Angest(不安の概念)』
- 『Stadier paa Livets(人生行路の諸段階)』
- 『Sygdommen til Doden(死に至る病)』
死に至る病(しにいたるやまい)はアンティ・クリマクスというペンネームで発表されたが
新約聖書<ラザロの復活>よりイエスの言葉「この病は死ぬほどのものではない」にちなんだ内容で
絶望とその真相たる罪の分析が同時代のキリスト教会批判とされた。
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