【本日の名言】太陽の運動と見えるものは全て実は地球の運動であるby コペルニクスの意味・解釈・教訓とは?

太陽運動に見えるものは地球運動 コペルニクス

【本日の名言】「太陽の運動と見えるものは全て実は地球の運動である」とはポーランドの天文学者・コペルニクスが天文学史上最大の発見であるとされる『地動説』を唱えた言葉である。これのどこが名言なのか?この言葉の意味・解釈・教訓とは?コペルニクスとはどんな人物?




「太陽の運動と見えるものは全て実は地球の運動である」の意味・解釈・教訓とは?

この言葉の出典は16世紀の天文学者・コペルニクスによるもの
地動説を唱えた『天体の回転について』

太陽は宇宙の中心であって不動であり
太陽の運動と見えるものは全て実は地球の運動である

これは一見すると?名言であるようにも見えず、ただ事実を言っているだけのようにも思えるが
この言葉はまさに世界を変えた名言であるだろう。

この言葉のどこが名言であるというのか考えてみよう。

今現在、私たちは学校で習う常識

地球が自転しながら太陽の周りを回っている(公転)

このことことを知っているし、それが常識だと思っているだろう。
しかし、コペルニクス

太陽の運動と見えるものは全て実は地球の運動である

と言ったのは16世紀のこと

古くは紀元前から、世の中の常識として、長い間ず〜〜〜〜っと!
天動説が信じられていた。

天動説とは=地球中心説
地球は静止していて、宇宙の中心は地球で、周りの天体(太陽も月も星も)が地球の周りを回っているという説

今から500年ほど前まで、1000年以上もの間、天動説定説であるとされていて
天動説は多くの人が信じている説=真実であると思われていた。

しかし、

実際には地球は静止していない。
地球は自転しながら公転しているというのが事実である。

16世紀にコペルニクスがこう唱えた時も

太陽の運動と見えるものは全て実は地球の運動である

このいわゆる地動説はにわかには誰も信じなかったという・・・
望遠鏡もなかった時代である。信じろという方が難しいだろう。

のちにガリレオ・ガリレイもこの地動説をめぐる裁判有罪となっているのも有名だ

この言葉を名言とするならその教訓としては

多くの人が真実(事実)と思っていることが本当の真実(事実)であるとは限らない。
当たり前だ、常識だということを疑ってみる。常識を疑え、保守派を疑え
知らないという事を知れ。ということなのではないだろうか。

コペルニクスはこうも言っている。

「地球の可動性を禁じるものは、何もない」

「我々が知っていることを自分たちが知っていると知り
自分たちが知らない事を自分たちが知らないと知る事こそが真の知識というのである。」

このコペルニクスによってそれまで信じられていた天動説から地動説への転回にたとえて
ものの見方や考え方がガラリと真逆、正反対に変わることを
従来の考え方が根本的に変わる、180度変わる(転回)ことを
『コペルニクス的転回』と表現することがある。
これは哲学者カントが主観が客観に従うのではなく、客観が主観に従うという認識の転回(転換)について述べるときこう表現した。

ちなみに、地球も太陽も宇宙の中心ではない。宇宙に中心は存在しないというのが現在の定説となっているが果たしてそれすら真実であるかどうかは・・・・・??




コペルニクスとはどんな人物?

Nicolaus Copernicus
ニコラウス・コペルニクス

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ニコラスコペルニクスの肖像

出典:Wikipedia

1473年誕生〜1543年没(享年70歳)
ポーランドの天文学者・聖職者・(天文学)太陽中心地動説提唱者、(経済学)グレシャムの法則提唱者

コペルニクスは地球およびその他の惑星は太陽の周囲を巡るという地動説を発表し
当時定説だった地球中心宇宙説に反対し、近世世界観の樹立に貢献した人物である。

コペルニクスはクラクフ大学、イタリアのボローニャ大学、パドバ大学で学び、当時のほとんど全ての学問を修めた。
教会法では博士号の学位を取得。

イタリア滞在中にルネサンスの新プラトン主義思想に触れ、古典学・天文学に興味をいだいた。
ギリシャ、ローマ古典から太陽中心説の着想を得ていたという

帰国後は教会で働き、聖堂参事の職についた

コペルニクスはその生涯をかけて地動説の説の証明(数学的精緻化)に奮闘努力をした。
宗教上の懸念もあり、常識の根底にまで染み込んだ天動説、誰も疑うことすらしていないような考え方に対し
真っ向から反論することになる地動説を唱えるコペルニクスの著書
『天体の回転について』の全編が刊行されたのはコペルニクスが死ぬ直前であった。

『天体の回転について』という書物は当時の天文学に革命的影響を与え、今日の科学が成立する契機ともなった。
またコペルニクスは経済学の『グレシャムの法則』の提唱者でもある。

コペルニクスに関連する作品

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