【本日の名言】 「青春とは人生のある時期ではなく 心の持ち方をいう」 by サミュエル・ウルマンとは アメリカの実業家 の サミュエル・ウルマン (サムエル・ウルマン)による言葉だが、その意味・解釈・教訓とは?著名経営者がこぞって愛誦する詩―「青春」を生み出したサミュエル・ウルマン とはどんな人物?そのほかの名言や関連する本などを紹介
目次
【本日の名言】 「青春とは人生のある時期ではなく 心の持ち方をいう」 の意味・解釈・教訓とは?
この言葉の参考出典は サミュエル・ウルマン(サムエル・ウルマン) による詩『Youth』より
日本では『青春』または『青春の詩』として岡田義夫氏による訳で紹介されたものと、宇野収氏、作山宗久氏による訳のものがあり
岡田義夫氏による翻訳文は少し古く難解な日本語という印象がある。
表題の翻訳文は宇野収氏、作山宗久氏のもの
原文の英語はこちら
Youth is not a time of life, it is a state of mind.
青春とは人生のある時期ではなく 心の持ち方をいう の言葉の意味とは?
青春とは人生のある時期ではなく
心の持ち方をいう
岡田義夫氏による訳はこちら
青春とは人生の或る期間を言うのではなく
心の様相を言うのだ
から得られる教訓としては
この名言の著者であるサミュエル・ウルマンは決して楽な時代に生きた人ではなかった。むしろ困難な時代に生きた人間だ。ウルマンが80歳という年齢にたったとき、死を間近に感じるような年齢でもなお、理想を追い求めることの重要さを綴っている。
「年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。」
「若さ」や「青春」というものは決して年齢だとか、思春期だからとかそういう人生の中のある特定の期間のことをいうのではない。何歳になっても、たとえ、40歳だろうと60歳だろうと100歳であろうと、心が若い、気持ちが若く生き生きとしている時そのことをまさに青春というのだろう。
肉体は年月によって抗いようもなく老いさらばえようとも、気持ちだけでも若く持っていたいものである。
サミュエル・ウルマンによる青春の詩 原文(英語)”YOUTH”
”Youth” by Samuel Ullman
Youth is not a time of life, it is a state of mind.
It is not a matter of rosy cheeks, red lips and supple knees,
it is a matter of the will, a quality of the imagination, a vigor of the emotions,
it is the freshness of the deep springs of ilfe.
Youth means a temperamental predominance of courage over timidity of the appetite, for adventure over the love of ease.
This often exists in man of sixty more than a boy of twenty.
Nobody grows old merely by a number of years . We grow old by deserting our ideals.
Years may wrinkle the skin, but to give up enthusiasm wrinkles soul.
Worry, fear, self-distrust bows the heart and turns the spirit back to dust.
Whether sixty or sixteen, there is in every being’s heart the lure of wonder, the unfailing child-like appetite of what’s next, and the joy of the game of living. In the center of your heart and my heart there is wireless station, so long as it receives message of beauty, courage and power from men and from the Infinite, so long are you young.
When the aerials are down, and your spirit is covered with snows of cynicism and the ice of pessimism, then you are grown old, even at twenty, but as long as your aerials are up, to catch the waves of optimism, there is hope you may die young at eighty.
サミュエル・ウルマン のその他の名言や関連本おすすめ
『「青春」という名の詩―幻の詩人サムエル・ウルマン』著名経営者がこぞって愛誦する詩―「青春」。遂にとらえた、サムエル・ウルマンの全貌。
『サムエル・ウルマンの生涯とその遺産』ウルマンの手がけた事業は必ずしも順調ではなかったし、南北戦争で失った聴力障害にも、最愛の妻を亡くしたさびしさにも耐えて教会に奉仕し、しいたげられた人々に愛をそそいだ…。彼の晩年の詩は、その人生体験を簡明にしたため素直に読者の共感を呼ぶ。
サミュエル・ウルマン(サムエル・ウルマン)とはどんな人物?
サミュエル・ウルマン(サムエル・ウルマン)
Samuel Ullman
スポンサーリンク
1840年誕生-1924年没 (享年84歳)
実業家であり、詩人であり、人道主義者であった。
サミュエル・ウルマンはドイツで生まれたユダヤ人である。
サミュエルが11歳の頃、家族でアメリカに移住。
アメリカの南北戦争勃発時、サミュエルは兵士として南軍(アメリカ連合国軍)として従軍したが
のちに除隊、その後は商売を始める。
27歳で結婚後は8人の子宝に恵まれた(うち6人が成長した。)
商売は金物屋から不動産など商売の経営の才能に秀でておりさらに
市会議員や教育委員会の委員など、いわゆる地元の名士となる
教育委員として在任中は「黒人にも白人と同様に教育を受けさせるべきである」という考えを持ち、
黒人教育の必要性を説き人道主義者であった。
病院の設立など、公共の福祉分野や地域コミュニティの社会活動や
ユダヤ教の指導者としても数多くの功績を残し、多くの人に慕われた。
サミュエル・ウルマンは引退後に執筆活動に熱を注いだ。
手紙や詩的なエッセイを綴るなど
引退後の時間を執筆の趣味に費やし、その題材は
愛、自由、若さ、生きること、ライフスタイル、信仰などについて語った。
サミュエル・ウルマンの代表的な著書は?
詩集”Youth”日本語では 『青春』もしくは『青春の詩』として訳されて知られている
このYouth(=直訳すると若々しさ)という詩は
サミュエル・ウルマンが70代をこえてから書かれた詩である。
サミュエルが80歳の誕生日を迎えたことを記念して、
家族によって彼がそれまでに書き溜めた詩やエッセイをのせた詩集(自費出版された本)
『From the Summit of Years, Four Score』(『80歳の頂から』) |
に掲載されている作品の中の一つである。