【本日の名言】逆流に向かって進みなさいbyサム・ウォルトンの意味・解釈・教訓とは？

【本日の名言】「逆流に向かって進みなさい」byサム・ウォルトンとは？1991年アメリカで売上高１位に輝いた米小売り最大手”Walmart(ウォルマート）創業者で『フォーブス』マガジンでは1985年〜88年まで世界一の金持ちとして紹介されたサム・ウォルトンによる言葉だが、その意味・解釈・教訓とは？サム・ウォルトンとはどんな人物？そのほかの名言や関連する本などを紹介

1 【本日の名言】逆流に向かって進みなさいの意味・解釈・教訓とは？
- 1.1 「逆流に向かって進みなさい」の言葉の意味とは？
- 1.2 サム・ウォルトンの成功の法則十か条とは？
2 サム・ウォルトンのその他の名言や関連本おすすめ
3 サム・ウォルトンとはどんな人物？何をした人？

【本日の名言】逆流に向かって進みなさいの意味・解釈・教訓とは？

この言葉の参考出典は サム・ウォルトン による
『私のウォルマード商法　全て小さく考えよ』 より

「逆流に向かって進みなさい」の言葉の意味とは？

この言葉はサム・ウォルトンが成功のための１０か条＝『良いビジネスを作り上げる１０の法則』としてあげた
１０のルールの１０番目の法則である。

サム・ウォルトンの成功の法則十か条とは？

自分の事業に専念すること→あなたの事業に夢中になりなさい
従業員や関係者を仲間、共同経営のパートナーとして扱うこと→利益は全ての従業員と分かち合いなさい
パートナーの意欲を引き出すこと→皆のやる気を、モチベーションを高めなさい。
可能な限り情報共有すること→できる限り全ての情報をパートナーたちと共有しなさい
誰かが会社のためになるコトをしたら惜しみなく賞賛すること→パートナーである仲間が事業のためにしてくれるコト全てに感謝しなさい、
成功を祝い、失敗の中におユーモアをみつけること。→成功した時は祝福し、失敗した時もユーモアを忘れない。
全ての従業員の意見に耳を傾けること→社内のあらゆる人にオープンに話をしてもらい耳を傾けなさい。
客の期待を超えるコト。お客様の想像期待を超えるものを提供しなさい
競争相手より経費を抑えるコト→競合他社よりも経費を上手にコントロールしなさい
流れに逆らっておよぐこと→逆流に向かって進みなさい

『逆流に向かって進みなさい』

これらの法則はサム・ウォルトンがウォルマートを米最大世界一の小売りチェーンへと導くために実践してきたビジネスの重要な原則の一つである。
しかし１０の法則のうち最後のこの『逆流に向かって進みなさい』だけが実は他の９つと比べると少し異質な印象の言葉である。

この言葉はウォルトンが常に世の中の潮流、本流とは逆に逆にと逆流に向かって泳ぎ続けたということが源にある。

サム・ウォルトンが経営していたウォルマートという小売チェーンは、当時の潮流でありセオリーとすら言われていた人口が少ない（5万人以下）の町でのディスカウントストアは成功しないと言われていた地域にあえて出店していった。
他社が見向きもしない人口五千人以下ほどの小さな町にもどんどんと出店していくという戦略を推進したわけだ。

当時は小売業界のセオリーに反して成功するはずがないと思われていたその戦略が、ウォルマートでは物流センターを本拠地として周辺に店舗を増やしその商圏を寡占していくという戦略でアメリカ中の地方を席巻し、今でも世界一の売上高を誇る全米最大の小売企業へと導いた。

現在ではコンビニチェーンなどで取り入れられているドミナント出店と呼ばれる手法だが、流通革命を起こしウォルマートを世界最大の売上高を誇る企業へ導いたのがサム・ウォルトンによる教訓が『逆流に向かって進みなさい』という言葉である。

世間の流れ、人とは違う道を進み、
セオリーや旧来の考え方を捨てることで
新しいビジネスチャンスを見つけることにつながるということを表している言葉であろう。

サム・ウォルトンのその他の名言や関連本おすすめ

□どこにでもいる普通の人々に
機会と激励を与えてやる気を引き起こせれば
可能なことに限界はない

□全てはお客が決める。お客様は全て正しい

□素晴らしい仕事があるのではない。
素晴らしく仕事をする方法がある。

□他者から学ぶことこそ成功への近道

『ウォルマートはなぜ、世界最強企業になれたのか（グローバル企業の前衛）』米国の片隅で生まれたちっぽけな小売店が、わずか50年で世界最強企業にのしあがった。米国小売業界を支配し、日本では西友を飲み込んだウォルマート。その成功の陰には知られざる「闇」があった。綿密な調査・取材で隠された実態を暴く衝撃の書

『ザ・プリンシプル　サムウォルトンが実践した経営の成功原則１００』経営のカリスマと評されるサム・ウォルトンの生涯における情熱の淵源、思考プロセス、実践をたどり、わが国小売流通業の未来を切り開く「道標」というべき経営の原則を100項目にまとめている。

『私のウォルマート商法すべて小さく考えよ』創業以来わずか40年で売上高世界第1位に急成長した、小売業チェーンのウォルマート。創業者サム・ウォルトン亡き後も、その経営哲学・ビジネス戦略は受け継がれ、ついに世界を席巻した。田舎町の商人から巨大企業へと導いたサムの起業理念、不屈のケチ精神、比類なきアイディア、お客や従業員への思い、家族への愛など、身近な人々のエピソードで綴った自伝。

サム・ウォルトンとはどんな人物？何をした人？

出典：Wikipedia

本名は Samuel Moor Walton（サミュエル・ムーア・ウォルトン）

1918年3月29日アメリカ・オクラホマで誕生〜 1992年没

サム・ウォルトンに関するエピソードや人物像

子供の頃は牛乳配達や新聞配達をしていたがサム・ウォルトンの幼少期は大恐慌の時代でありアメリカの田舎の子供としては特別貧しかったというわけではなく平均的な家庭であった。

ミズーリ大学卒業後、大手百貨店チェーンに入社。
第二次世界大戦時は軍隊に入隊し

1945年に終戦し兵役があけ除隊後、雑貨やを購入して大手雑貨フランチャイズチェーンに加盟し
チェーン展開を開始
弟とともにウォルマートの原型となるディスカウントストア『Walton’s（ウォルトンズ）』を開いた
1962年にウォルマートを創業。当時の小売業界の潮流の出典方式の逆であったドミナント方式での出店で
当時の小売業界のセオリーを吹き飛ばす流通革命、物流、情報を最大限に活用した効率経営で小売業界で快進撃を続けついに全米最大の小売大手となり大成功を納めた。