【本日の名言】隠れた才能は名を売らないbyエラスムスの意味・解釈・教訓とは?

隠れた才能は名を売らないbyエラスムス

【本日の名言】隠れた才能は名を売らないby エラスムス とはオランダの人文主義者司祭・別名・ロッテルダムのエラスムスによる言葉だが、その意味・解釈・教訓とは?
幼少期から聖職者としての教育を受け司祭となり、パリに移り、神学研究に没頭し、著書『痴愚神礼賛』人間の痴愚、狂気を風刺、宗教中世以降のローマ教会の腐敗っぷりを鋭く批判し、ルターとも対立し宗教改革に多大なる影響を与えたヨーロッパ思想界の重鎮エラスムス とはどんな人物?そのほかの名言や関連する本などを紹介





【本日の名言】 「隠れた才能は名を売らない」の意味・解釈・教訓とは?

この言葉の出典は エラスムス による『痴愚神礼讃(ちぐしんらいさん)』 より

「隠れた才能は名を売らない」の言葉の意味とは?

隠れた才能は名を売らない

訳者によって多少表現が異なる場合もある。

隠れたる才能は名は売らぬものだ

この言葉の意味としては
本当に才能がある人間は、わざわざ自らその才能、秀でた能力をむやみにひけらかして名を売ることはしない

真の才能の持ち主、真に優れた人物は自ら名声を得ようとはしないもの、
本当に実力のあるものはやたらと軽々しくそれを自慢するようなことはしないものである

 

「隠れた才能は名を売らない」 から得られる教訓としては?

この言葉と同様、意味が似ていることわざが日本にもある。
「能ある鷹は爪を隠す」「能ある猫は爪を隠す」

このことわざのそもそもの由来は有能な鷹や猫は、狙った獲物に悟られないように普段は鋭い爪を隠しておくことから。

要するに真に能力のあるのものは、いざというときにだけその真価を発揮するもの

そしてそうあるべきであるということだろう。

ちなみにこの名言ののような人のことを表す格言は
「言あるものは必ずしも徳あらず」
口で立派なことを言う人が必ずしも徳のある人間とは限らないという言葉がある。

エラスムス のその他の名言や関連本おすすめ

◆世間は欺かれることを欲する

人生に執着する理由がなければないほど、人生にしがみつく

喧嘩せず暮らしていけるのは独身男である

人間は生まれるのではなく、むしろ死んでいくのだ

『痴愚神礼賛』痴愚の女神なるものを創造し、人間の愚行を完膚なきまでに嘲弄する。堕落する教界、腐敗を極める世俗権力。当時の社会、人びとを観察し、エラスムスが描き出した痴愚や狂気 人びとはこれらの格言をとおしてギリシア・ローマの古典および聖書の真髄を身につけようと愛読した。

『エラスムス格言選集』エラスムスは格言の意味を説明し、詳細な解説を加えて、古典文学とキリスト教の教えが一致することを示した。本書はそれら代表的な格言を選び、エラスムス『格言集』の大略と思想的特徴を紹介する。

『エラスムス―人文主義の王者』膨大な作品を遺し、古典学者や平和主義者など日本ではあまり知られていないさまざまな姿をもった“普遍的文人”の全貌に迫る、初めての本格的概説書。

『エラスムス=トマス・モア往復書簡』エラスムスと『ユートピア』のトマス・モア―。その固い友情がのちに伝説化されるまでになった二人の往復書簡全五十通に、十六世紀ヨーロッパにおける知識人の交流・活動の様子や政局を読む。ルネサンスと宗教改革を内側から語る貴重な証言

 

エラスムス とはどんな人物?何をした人?

本名はデジデリウス・エラスムス(Desiderius Erasmus Roterodamus)

出典:Wikipedia

1469年頃 ロッテルダム で誕生〜 1536年 スイスのバーゼルで没
オランダの人文主義者・ユマニスト・神父・司祭・ロッテルダムのエラスムス

エラスムス に関するエピソードや人物像

エラスムスは私生児(正式の婚姻関係ではない男女間に生まれた子)として生まれたが父親は名高い司祭、母親は医師の娘である。
流行病によって両親を幼くしてなくしたエラスムスは寄宿学者に入り司祭となるべく教育を受けた。

親族によって修道会の修道院に入り司祭となるが
司祭として生きていくことには疑問を持っていたため
じきに修道会から離れパリ大学へ留学し神学を研究。

次第に修道院制やスコラ哲学批判をするなどして
宗教改革に影響を与えた。のちにはルターとも対立している。

もっとも有名な著作が『痴愚神礼賛』(読み:ちぐしんらいさん)である。
1511年刊行後すぐに大成功を収め、16世紀中だけでなんと58版まで版を重ね、さらに世界各国で翻訳本が出版された。
この『痴愚神礼賛』では痴愚の女神が語り手となり自ら礼賛(素晴らしいとして褒め称えること)と言う反語的用法によって人間性の本質にある「狂気」や当時の聖職者らの「愚劣さ」「腐敗」を暴く内容であったため
ローマ教会の禁忌(タブー)に触れたとして1557年に禁書とされた経緯もある。

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