必要な材料はたった4つで【初めて作る!基本の梅酒の作り方】一年でこの時期だけしか手に入らない国産の青梅!青梅を見かけたら一度は作ってみたい!ぼくのわたしの!俺だけの梅酒!ビールや日本酒のようなアルコールが苦手な方でも梅酒だけは飲めるって方も結構多いですが、自家製の梅酒って飲んだことあります?かなり美味しいので是非この時期に試してほしい手作り梅酒!意外とほぼ放置でもまあまあ失敗しない基本の梅酒の作り方。
ノンアルコールですぐできる簡単な梅シロップの作り方・梅ドリンク・梅ゼリーや梅ジャムの作り方はこちらの記事をどうぞ
→【梅シロップの作り方】材料3つ!一週間で梅ドリンクが飲める!せっかちな人のための梅シロップ
目次
梅酒の梅が手に入る時期がやってきた!国産梅はどこからやってくる?
梅酒や梅ジュース、梅ソーダの素となる梅エキスたっぷりの、梅シロップを作るのに最適な青梅が
新鮮な採れたての状態で手に入る時期が今年もやってきた!!
青い梅が手に入るシーズンは年に1度だけ!?
いわゆる梅酒や梅シロップを作るのに適した青梅の状態で出回るのは
-
- 毎年 初夏 5月中旬〜6月中くらいまで
6月以降はどんどん梅の実は熟して黄色い完熟状態に近づいていくので
冷凍ものや海外(中国とかから?)のものを除けば国産の新鮮な採れたての梅が全国各地に出回るのはこの時期だけ!
梅酒や梅シロップを作るなら
出回り始めた青梅を見つけたら買った方が良いでしょう♪
ちなみに6月6日は梅の日らしい。
梅酒や梅シロップ用の梅はどこ産の梅がベストなの!?
日本で梅といえば、紀州の南高梅(きしゅうのなんこうばい)が有名ですが
紀州=和歌山だけではなく、日本国内の梅の産地は和歌山以外にも地味にあります・・
と言ってもやはり和歌山産の梅が圧倒的かもしれませんが。
なんせ和歌山産の梅が7割近いシェアでその他で残りの3割くらいの割合。
梅の生産(収穫)量の日本トップ3
1位はやはり群をぬいて和歌山県で日本の梅の総生産量の65%近いシェア
ついで2位:群馬県(シェア約5%)、3位:奈良県(シェア約2%)
その他で残り約28%(福井、徳島など・・・)(2018年時点のデータによる)
ところでなぜ梅といえば和歌山!紀州の梅がこんなに有名なのか?
なぜ和歌山県で梅栽培が増えたのか?ちょっと気になりますよね・・・
その理由は江戸時代の免税制度にあったらしい。
しかも和歌山 みなべ・田辺の梅栽培は世界農業遺産に認定されている。
(世界農業遺産とは?こちらの記事もどうぞ→【世界農業遺産】GIAHS(ジアス)とは何の略?世界遺産との違いとは!?【認定全57地域一覧】
産地というより梅の種類で選ぶって人もいますが
現在わかってるだけで梅の品種は300以上あるらしい。
その300種あまりある中で、梅酒や梅シロップ(梅ジュース)に適しているとされていて
それでいて有名で手に入り安いのが
- 白加賀(しろかが)
- 南高梅(なんこうばい)
- 古城梅(ごじろうめ)
- 豊後梅(ぶんごうめ)
- 鶯宿梅(おうしゅくばい)
などなど。おそらくこの時期に青梅として出回っているものはどこの産地であっても
梅酒や梅シロップ作りに!として売られていることが多いので
まあ、特別に梅酒用と書いてなくても、どこ産のでも大丈夫でしょう。
というか、まずはどれでもいいからとにかく一度作ってみて、自家製の梅酒が気に入ったら
次の段階に品種や産地を変えて色々比較して試してみるのも楽しみの一つかもしれませんね。
以前東京に住んでいた頃にも作って友人たちに好評だったが
その後、海外に住んでみたり居住地が不安定だったためしばらく梅酒を漬ける機会もなかったんですが
北海道でも青梅が手に入る時期が来たので
久しぶりに自宅で自家製梅酒でも作ろうかということで。
今回はあえての和歌山産ではなく、静岡産の青梅を使用した梅酒
(自宅近郊のスーパーで最も早く売り出したのがこれだったもんで・・・)
と、ついでに梅酒より超早く梅ドリンクを楽しみたい!ってことで
和歌山県産・紀州の南高梅を使った梅シロップを作りましたのでご紹介
まずは初めてでも失敗しない基本の俺の梅酒の作り方
初めてでもまず失敗しない!
基本的なやり方なので失敗しにくいと言った方が良いのでしょうか
まあ、割と適当にやっても梅酒・梅シロップなんて意外と簡単にできるもんですよ、材料さえあればね!
初めてチャレンジされる方向けのアレンジしない
超初歩的な梅酒の作り方・基本の材料は4つだけ【初心者向け】
1Kg(およそ千円前後)の青梅に対して自分が用意してやったこと備忘録
まず必要なものをそろえる。
梅酒用の材料は時期がくるとホームセンターなんかでまとめて並べて売っていたりします。
梅酒用の瓶(びん)はとりあえず1kgの青梅で梅酒を作るなら一般的な4Lサイズ5号瓶で充分。
青梅 |
氷砂糖 |
ホワイトリカー(35度) |
果実酒瓶 |
- 梅の実 1kg (青梅でも、南高梅でもOK)
- 果実酒瓶(ガラス製ボトル)5号瓶(4Lなのに5号サイズという名前の瓶だよ)
- 氷砂糖 500~800g(2カップ程度)(甘さはお好みで調整どうぞ)
- ホワイトリカー(35度)1本=1.8リットル(一升)
果実瓶も酒も砂糖も一気に買うと結構重くかさばる(総重量5kg近くあるよ)のでネットでまとめて購入するのもおすすめ。
ネットで探すとおしゃれな瓶もたくさんみつかります♪
初回は基本の材料で作ってみるのが個人的にはオススメですが
もしも、お好みでアレンジした梅酒を作りたいなら酒を変えたり、
砂糖の種類を変えることでまた別の変わった味が楽しめます(美味しいかどうかはあなた次第!?)
梅酒漬けの酒を変えるときは酒税法に引っかからないようにご注意を!
アレンジ梅酒の例(①砂糖の種類を変えてみよう)
砂糖の種類を変えてみる。
梅酒作りにはゆっくりと浸透して梅のエキスが抽出されやすいので氷砂糖が基本的には適していますが
氷砂糖にこだわる必要はありません。砂糖と同量のはちみつに変えて作ればはちみつ梅酒ができますよ!
(はちみつも種類によって風味が変わって楽しめます)
梅酒に使える砂糖の例
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- 上白糖
- 甜菜(てんさい)糖
- グラニュー糖
- 黒糖
- ザラメ
など、基本的には砂糖であればどんな種類でもできます。
砂糖を使わずに無糖でも梅酒は作ることができるけれど、
砂糖を入れると浸透圧で梅のエキスがより抽出されるのでいれた方がまあ美味しいですよね。
アレンジ梅酒の例(②漬けるベースのお酒の種類を変えてみよう)
梅酒に使える酒の例(アルコール35度以上の蒸留酒がオススメ!)
(基本)ホワイトリカー
その他アルコール度数35度以上の酒の例
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- ブランデー
- 泡盛
- ウイスキー
- テキーラ
- ジン
- ラム
- ウォッカなど
自家製梅酒を作る時は酒税法の規定にもご注意を!
アルコール度数35度以下の酒でも梅酒を漬けることは可能は可能です・・・が!
梅酒を自家製で作る場合には、酒税法で20度以上の酒で漬けることと法律で決められているのでご注意を!
なぜなら、梅酒を漬けるベースとなる酒のアルコール度数が低いと再び発酵が起こる可能性があるため
酒を醸造しているとみなされることになる。無許可(無免許)で酒類を醸造することは当然違法です!
ちなみに出来上がった自家製の梅酒は他人に販売すると違法行為になります!
梅酒を作ることは自家消費のみが許されている範囲なのであり、
原則的には同居の親族で消費(飲む)ことを目的として作られるものが自家製の梅酒ということ
まあ友人、知人を呼んでパーティなんかで無料(タダ)で振る舞うようなことまでは取り締まられないとは思うけど
自家製梅酒を売ったりお金をとって梅酒を飲ませるようなのは当然アウトです!!
(※レストランやバーなど飲食店が自家製梅酒を客に提供する場合は条件つきでOKだが税務署に届け出が必要(2008年以降の酒税法の特例))
4つの材料を揃えたら梅酒を作ろう!つくり方
初心者向けポイント:梅はなるべく傷のない大きさの揃った梅の実で漬けましょう
(上級者レベルだとわざとフォークなどで梅に穴を開けてキズをつけて梅酒を作る方法もあるようですが
濁ってしまったり、発酵しすぎたりもするので初心者はなるべく綺麗な実を使うのがオススメです)
果実酒用のビンのサイズ(容量)がかわらない場合の確認方法
びんの底を見てみましょう!
4リットルなら4L、5リットルなら5Lとの表示があるはずです。
- ガラス瓶の準備をする。
使う前に必ずぬるま湯で瓶をよく洗い、乾いた清潔な布巾の上に逆さにして乾燥させる
内部や蓋をアルコール消毒する。
消毒用アルコールがない場合はホワイトリカーを少量布に染み込ませて内部を拭く注:煮沸消毒は耐熱性の瓶でのみ行うこと!
耐熱容器でない場合は煮沸や消毒のために熱湯を注ぐなどするとガラスが割れてしまうことがあり危険!
おそらく果実瓶を購入するとシオリのようなものに耐熱かどうかは記載されているはず。 - 梅の実の下準備をする。
梅の実をザルなどにいれ、ザーッと水洗いしてヘタの部分をクリッと爪楊枝とかを使ってとる。
数が多いと爪楊枝はすぐヘタって折れてしまうので、あれば鉄串や
たこ焼きをひっくり返すアレ↓(これ)で私はヘタ取りをしてます。
- ガラス瓶に梅・砂糖を交互に入れる。
・一番下(底)から梅の実、その上に氷砂糖ー梅ー氷砂糖と交互に入れていく - 最後に上からホワイトリカーをトポトポと静かに注ぎ入れる。
- 蓋を閉めて冷暗所(光の当たらない、涼しい場所)に置くこれで梅酒の仕込みは終了!
氷砂糖はじっくりと溶けていくので
砂糖が溶けきるまでは、たまに(2、3日に1回くらい)静かに瓶をゆり回して砂糖を溶かす
一週間〜10日もすれば砂糖が溶けきるのでそのまま冷暗所で保管。
基本的に砂糖が溶けきってからは放置して熟成させておけば良いのですが、気になる方はたまに気付いた時にでも瓶を回して少し混ぜてあげましょう、振ったりすると泡だったり濁ったりするのでゆっくりと回す程度でね!
仕込んだ梅酒はいつから飲める??
2〜3ヶ月(1ヶ月という人もいるけど私は早すぎと思う)もすれば、いわゆる梅酒として飲める状態になるが
梅酒はじっくりと時間をかけて熟成していくお酒なので半年〜1年くらい熟成させた方が美味しいのでオススメ。
まあ、酒の味なんて人それぞれ好みがあるから、3ヶ月頃から飲み始めて、だんだんと熟成していく味の変化を楽しむというのも自家製梅酒の良いところですな!各自楽しんでくれ!!
梅酒の中の梅の実はそのままでいいの?いつ取り出すべき!?
梅酒をつけた時の梅はそのまま食べても美味しいですが
1年以上そのまま熟成させる場合には梅の実は取り出すこと。(※5ヶ月〜1年までの間に梅の実は取り出そう!)
なのでいつ漬けた梅酒なのかがわかるようにボトルに仕込んだ日付を書いておくと良い。
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梅酒から取り出した梅の実の使い道あれこれ
- そのまま食べる
- 梅ゼリーの具として入れるとビジュアル的にも良い
- 煮て「煮梅」として食べる
- 梅ジャムを作る
- 紫蘇(しそ)巻きにする
- いわしなどの煮魚の臭い取りに活用する
梅酒が出来上がるまで待てない方には自家製梅シロップ作りがオススメ!!
梅酒は仕込んでから飲めるようになるまで最低でも1ヶ月〜3ヶ月は必要!
そんなに待てない!でも梅エキスのドリンクやカクテルが飲みたい!ってゆうせっかちさんには梅シロップ作りもおすすめ。
もっと早く梅を楽しみたいならノンアルコール梅ドリンクが作れる梅シロップ
つけてから一週間〜10日で飲めるよ!
ノンアルコールの梅ドリンクも美味しいよ!
お酒が飲めない方や子供向けに梅シロップも作ろう!
梅シロップを作っておけば
梅シロップ+ソーダで梅ソーダ
梅シロップ+水で梅ジュース
梅シロップ+寒天で梅寒天ゼリー
梅シロップ+かき氷 梅かきごおりのミツとして
梅シロップの抜け殻の梅の果肉で梅ジャム
梅シロップをブランデーやウイスキー、焼酎に加えれば梅のカクテルに
梅酒と梅シロップの観察画像日記はこちらから
【梅シロップの作り方】材料3つ!一週間で梅ドリンクが飲める!せっかちな人のための梅シロップ