【本日の名言】「命と申すものは 一身第一の珍宝なり」とは鎌倉時代の僧・日蓮宗の開祖である日蓮による言葉だが、その意味・解釈・教訓とは?法華経に仏教の真髄を見出し、蒙古襲来を予言するも幕府から無視され、何度も島流し刑にあった日蓮(にちれん)とはどんな人物だったのか?
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「命と申すものは 一身第一の珍宝なり」の意味・解釈・教訓とは?
この言葉の出典は日蓮宗の開祖・日蓮による『事理供養御書(読み方:じりくようごしょ)』より
命と申(もう)すものは、
一身(いっしん)
第一(だいいち)の
珍宝(ちんぽう)なり
この言葉の意味は 『命』というものは全てにおいて第一番の大変に貴重な財である
人間にとって、もっとも尊い財宝は、命である
この言葉には続きがあり
命と申すものは一身第一の珍宝なり、
これを延(のぶ)るならば千万両の金にもすぎたり
と続く。
要するに、「命」というものはお金では買うことのできない最も重要で貴重な宝であり尊いもの。
もしも命を延べようとする、寿命を伸ばすことができるのならば、千万両もの大金でも足りないだろう。
命というものは我が身にとって、最高の宝であり、
1日でもその寿命を延ばすことができるのであればいかに、大金を持ってしても財宝を持ってしても変えがたい大切な宝が命であるということ。
日蓮(にちれん)とはどんな人物??
1222年誕生〜1282年没(享年61歳)
鎌倉時代の仏教の僧・日蓮宗の開祖
日蓮は現在の千葉県小湊にあたる安房国片海で漁師の子として生まれる
16歳で出家したとされる。
初めは天台宗で学び高野山、南都等で11年仏教修行研鑽し、やがて、仏法の真髄を『法華経(ほけきょう)』に見出す。
初めて「南妙法蓮華経」という題目を称え、1253年に清澄山で立教開宗を宣言、日蓮と称した
浄土教や禅などの他宗の教えを鋭く批判したために様々な迫害(他宗からの焼き討ちなど)を受ける
『立正安国論(りっしょうあんこくろん)』を北条時頼に送るも無視された。
(実は日蓮はこの書物で蒙古襲来を予言している)
他宗を攻撃したために、伊豆の伊東に島流しとなる。
赦免(ゆるされた)後も言動を改めなかったために、今度は佐渡に島流しとなる・・・
1274年に再び赦免され、鎌倉に戻ったこの年に蒙古が襲来し、幕府が日蓮に意見を求めたが応じず
身延山久遠寺を開山し隠棲するも、絶えず布教活動に努めた。
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