【本日の名言】『思いやりとは情熱の休息だ』とはフランスのモラリスト・ジョゼフ・ジュベールが残した言葉だが、その意味・解釈・教訓とは?ジョゼフ・ジュベールとはどんな人物だったのか?
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目次
「思いやりとは情熱の休息だ」の意味・解釈・教訓とは?
この名言の出典はフランスの随筆家・哲学者であり
ジョゼフ・シュベールの著書『随想録』より
「思いやりとは情熱の休息だ」という言葉は
他者を理解する姿勢についての考え方を哲学的に述べている言葉である。
人を思いやるということは自己理解ではなく他己理解の仕方についての考え方だろう。
「思いやり」とは
思いをやること、想像すること、気がつくこと、思慮すること
自分の身に比べて、人の身について思いをはせること
相手の立場や相手の気持ちを理解しようとする心
他人の身の上や立場になって親身に考えることや考えようとするその気持ちのこと
「情熱」とは
激しくもえたつような感情や、熱をもった情のこと、燃え上がる熱情
「思いやりとは情熱の休息だ」とは、相手、他者、自分以外の誰か、他の人のことを理解したり、他者の立場になって親身に考えたりすること、すなわち誰かを『思いやる』時には自分自身の感情、燃え上がるような熱をもった感情、『情熱』は一旦休ませること、情熱は小休止させて考えてみることが、思いやりをもったコミュニケーションをとる上では必要だろうということ。
ジョゼフ・ジュベールのその他の名言
- 「教えることは2度習うこと」
- 「どうして?どこへ?なぜ?いかに?これらの質問が哲学の全てだ」
- 「自分自身の道理で己を説き伏せることはできるが、人は相手の道理でしか相手を説き伏せられない」
- 「世の中で成功を収めるには、人から愛される徳と、人を恐れさせる欠点が必要である」
- 「若い人たちの情熱も、老人にとっては悪徳にみえる」
- 「少しの欠点も見せない人間は馬鹿か偽善者である。そのような人間を警戒せよ」
- 「子供は批評(叱られること)よりも手本を必要としている。」
ジョゼフ・ジュベールとはどんな人物?
Joseph Joubert ジョゼフ・ジューベル(ジョゼフ・ジュベア)
1754年誕生〜1824年没(享年70歳)
ジョゼフ・ジュベールとはフランスのモラリスト(道徳主義者)・随筆家(エッセイスト)
14歳からトゥールーズの宗教大学に通った。
1778年パリに赴き、そこでダランベールやディドロ、そして外交官のシャトーブリアンらと友人となり親交をした。
ジョゼフ・ジュベールと友人たちはパリと田舎町ヴィルヌーヴ=シュル=ヨンヌを交互に行き来する生活をおくり。
ナポレオンのもとに、大学の監察官に任命された
1793年より隠棲し、俗世を離れて田舎にて静かに思索と瞑想にふけ暮らし
人間の存在の性質についてや、文学などについての随想を数多くノートに記した
ジュベールは生前には一切の出版物を出さずに亡くなった(1824年)
彼の死後、ジュベールの妻は彼が残した数多くのジュベールの思考のメモを
友人のシャトーブリアンに託した。
そして1838年に、シャトーブリアンによって
ジュベールの死後に、彼の随想集として『パンセ』=『随想集(Recueil des pensées)』が出版された
『パンセ』=フランス語で『考察』という意味である。
今日ではパンセといえばパスカルの随想録(瞑想録)のことをさすことが多い
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