【本日の名言】「三たび肱を折って良医と為る(みたびひじをおってりょういとなる)」とは、中国の歴史的書物『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』に由来する言葉であるが、その意味とは?解釈、教訓とは?また『春秋左氏伝』とはどのような書物なのか?
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目次
「三たび肱を折って良医と為る」の意味・読み方・解釈とは?
「三たび肱を折って良医となる」は
『春秋左氏伝』に由来する故事成語・ことわざである。
三たび肱を折って良医と為る の 読み方は?
三度(みたび):意味 3度、3回
肱(ひじ): 意味 肘、ひじのこと
折って(おって):ここでの意味は骨折すること
良医(りょうい) 意味:医術に優れた医者、名医のこと
と
為る(なる) 意味:ある事柄が出来上がること、成立する、実現する
三たび肱を折って良医と為るとは?どうゆう意味?
医術に優れた良い医者というものは、自分の肘を3回くらい折るような経験
自分で痛みや苦しさを知ることで初めて良医となれるものである。
<解釈・教訓>
医者に限らず、どのような分野であっても、
苦しくも辛く厳しい経験をすることで一人前になれるものである。
人は多くの困難、苦労を重ねる経験を通してようやく円熟の境地に達する
自分で苦労や痛みを知ることで初めて人として大成するということ。
この言葉の出典は『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』の『楚辞(そじ)』より
春秋左氏伝は、通称『左伝』『左氏伝』とも呼ばれる。
出典の『春秋左氏伝』とはどんな書物?
『春秋左氏伝』とは中国の代表的な歴史書である『春秋三伝』のうちの一つ
経書(教えを記した書物)、古代中国の偉大なる歴史家・孔子による『春秋』の正しい意味が失われることを恐れて作られたとされ
『春秋』の解釈書(注釈書)が『春秋左氏伝』であるとされる(諸説あり)
元来は史実を記したものであったが前漢時代に劉歆(りゅうきん)という学者により編集し直されたと言われている
春秋時代を知るための貴重な歴史的資料である。
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