【本日の名言】「人生は学校である そこでは幸福よりも不幸の方がよい教師である」by フリーチェ とはロシアの文学史家・芸術学者 の フリーチェ による言葉だが、その意味・解釈・教訓とは?芸術を社会機構の法則から解明しようとする芸術社会学を主張したフリーチェ とはどんな人物?そのほかの名言や関連する本などを紹介
目次
【本日の名言】「人生は学校である そこでは幸福よりも不幸の方がよい教師である」の意味・解釈・教訓とは?
この言葉はロシアの文学史家・芸術学者・ フリーチェ による名言である。
「人生は学校である そこでは幸福よりも不幸の方がよい教師である」の言葉の意味とは?
人生は学校である
そこでは幸福よりも不幸の方がよい教師である
から得られる教訓としては?
『幸福』とは不平不満がなく心が満ち足りていること、またその様やしあわせそのもののこと。
人生が常に不平や不満なく満足できている状態で、ただただ幸福なだけの人生であったならきっと人は成長しないだろう。幸せであることにこしたことはないが、人生というものは学校のようなもので日々経験を積み、学ぶことによって成長していくものである。そう考えると、幸福なことしか起きない人生よりも、不幸なこと、不運なこと、満足できなくて不愉快に思うようなことからの方が学ぶことが多い。学ぶことが多いということはそれだけ成長することができるということだろう。
フリーチェとはどんな人物?何をした人?
ウラジミール・マクシモビッチ・フリーチェ
Vladimir Maksimovich Friche
1870年 モスクワ で誕生〜 1929年 モスクワにて没(享年58歳)
ロシアの文学史家・芸術学者
フリーチェ に関するエピソードや人物像
フリーチェ は父親が会計士のドイツ人家庭に生まれた。
モスクワ大学歴史学部に 入学し、古典文学と西洋文学を学んだ
1917年からロシア社会民主労働党(ボリシェビキ)党員。
コム・アカデミー文学部長,《文学とマルクス主義》誌編集長などをつとめた。
ロシア革命前の主著《欧州文学発達史》(1908)は邦訳もされ,1930年代までソ連では教科書とされていた。革命後には《フロイト主義と芸術》(1925),邦訳された《芸術社会学》(1926)がある。経済や生産方法の変化が,文学・芸術の様式交替の基礎をなすというのがその理論の中心だが,現代西欧文学を〈工業資本主義時代の様式〉と規定し,ソ連には〈社会主義的生産小説〉を待望するなど,卑俗社会学派的傾向が強かった。