【北海道初で唯一の！】三笠高校生レストランってどんなとこ？おいしいの！？

食に青春をかける高校生たちが手がける『青春御膳』を食べてきた！
『高校生レストラン』といえば、テレビドラマにもなった『まごの店』が有名だけど、北海道にも初の高校生レストランができました！！
2018年7月北海道の公立高校では初となる『三笠高校生レストラン』がオープン！その名の通り、北海道の三笠市にある三笠高等学校の高校生によるレストラン。食のスペシャリストを目指し、料理に真正面から取り組む生徒たちが作り上げるレストランとはどんなもんか！？ちょっといってきたのでご紹介。結果からいうと、あの値段でめちゃくちゃクオリティ高い食事ができて、かつ、青春真っ只中の高校生の誠実で初々しい接客に逆にこっちが緊張したよ！ってゆう話。

こちらの記事もどうぞ↓
北海道限定！しかも季節限定グルメ　本物のししゃもの寿司って知ってる？

1 高校生食育王連覇の三笠高校
- 1.1 『全国高校生食育王選手権』とは？
2 北海道唯一の高校生レストランとは！？
- 2.1 なぜに高校生がレストランを！？
- 2.2 元の『まごころきっちん』は食堂の店舗を借りていた
3 三笠高校生レストランの場所や営業時間は？
4 三笠高校生レストランに実際に行ってきました！

高校生食育王連覇の三笠高校

三笠高校が『全国高校生食育王選手権』で2年連続優勝！

『全国高校生食育王選手権』とは？

福井県が主催する全国の高校生が食に関する知識や技術を競い合う選手権のこと。

北海道唯一の高校生レストランとは！？

北海道三笠市にある現役高校生が調理・接客と切り盛りするレストラン

三笠高校生レストラン『まごころきっちん』は
研修施設「MIKASA COOKING ESSOR（エソール）」内にある

北海道三笠市はこの辺↓

なぜに高校生がレストランを！？

実はそこには、
過疎に悩む北海道の地方の町にありがちな悩みと
その対策とも言える地域一体となった地方再生にもつながる
取り組みのドラマがあった・・・！？

舞台となる北海道三笠高等学校は
もともとは北海道立高校として67年の歴史があった。

三笠市は、北海道の空知地方の山間部にある
かつては炭鉱で栄えた町である。

よく聞く炭鉱で栄えた町というのは
炭鉱が閉山してしまうと
過疎化の一途をたどる・・・
同じく、かつては炭鉱で栄えた夕張市が財政破綻したというニュースは
誰しもが驚いたことだと思うが、その波は夕張だけにとどまらず
北海道全体に及んでいた。

三笠市もかつての隆盛はなりを潜め
人口流出、少子化・・・
まあそうなると、入学して来る生徒がいない・・・

2007年には道立としては閉校が決定
2012年に道立高校としては閉校となったが・・・

そのまま三笠高校の歴史が終わってしまうかに思われたが、
三笠市の行政が立ち上がり、
道立高校から市立高校に転換し
三笠市唯一の高校となった。

「地域に開かれ」
「地域に教育の場を求め」
「地域と共に歩む」

地域全体が支える高校として生まれ変わった三笠高校

その一番の特色が、単科。
ただ一つの分野、家庭科に特化。

食の分野に特化した高校、北海道内の公立高校としては唯一の
『食物調理科』
・調理師コース
・製菓コースの２コースに絞られた。

将来を”調理師”や”パティシエ”として
活躍の場を『食』という舞台に夢見る
高校生たちが学ぶ場に生まれ変わった三笠高校

その食物調理科の生徒たちによる調理・接客する
『まごころきっちん』が生まれたのは2015年11月

元の『まごころきっちん』は食堂の店舗を借りていた

市内で営業する『まんぷく食堂』さんの定休日である日曜に

まんぷく食堂さんの店舗施設を借り、
生徒が、実際のお客さんの前で接客マナーを学び
調理を実践する場として

高校生食堂『まごころきっちん』がはじまった

まんぷく食堂の店主らや、地域住民の支えもあり
なかなかの人気の食堂となったが
今回新たにオープンする研修施設も兼ねた
新しい『MIKASA COOKING ESSOR（エソール）』内に移転する形で
２０１８年７月から
また新たな高校生レストランとしてスタートを切った。

三笠高校生レストランの場所や営業時間は？

名称：三笠高校レストラン
COOKING ESSOR エソール

三笠高校生レストランには
☆調理部によるレストラン『まごころきっちん』
☆製菓部によるスイーツカフェ『Cherie(シェリー）』
がある。

● 住所：三笠市若草町396番地1

● 基本営業日：土、日、祝日、春・夏・冬休み期間中の一部
（ただし、学校行事等で休みとなる場合あり）

●営業時間：午前１１時～午後２時（午後１時半ラストオーダー）
※日によって閉店時間が異なる場合があります。
※売れ切れの際は、時間前に閉店させていただきます。

※詳しい営業日は専用ホームページでお知らせ。

専用ホームページができていました！→ https://mikasa-highschool-restaurant.com
フェイスブックhttps://www.facebook.com/magokoro.MKS/

同施設内のESSOR STORE（エソールストア）のみ
◆月曜・年末年始を除き通年営業
◆営業時間：午前９時〜１８時（夏季4〜９月）
（冬季１０〜3月）午前９時〜１７時
エソールストアでは三笠高校地域連携部が開発に携わった
メロンパンや漬物などや、三笠市の特産品などを販売
イートインスペースではコーヒーなどのドリンク
ジェラートやコッペパンなどが食べられる。

三笠高校調理部の生徒が、調理、接客、コスト管理などを実践的に学ぶレストラン。料理の基本である「だし」を大切に“まごころ”込めた料理と、高校生らしい元気で爽やかな接客でおもてなしします。和食を中心に「日頃の取り組み成果」と「地域の旬の食材」を活かした料理を提供します。2018年7月22日オープンの三笠高校生レストラン「MIKASA COOKING ESSOR」内で営業を再開します。
出典：三笠市ホームページ　http://www.city.mikasa.hokkaido.jp/sightseeing/detail/00006995.html

三笠高校生レストランに実際に行ってきました！

一般オープン初日2018年7月22日に朝９時から
調理部のレストラン『まごころきっちん』や
製菓部のカフェ『Cherie(シェリー）』
の整理券を配布するというので行ってみた。

なんか天気も悪いし、こんな田舎だし・・・
初日は混むだろうからそんなに人来ないだろう・・・と思って
完全に舐めて、９時２分前に駐車場に到着・・・

すでに施設の専用駐車場は満車状態。

整理券を配り始める９時ほぼジャストに列の最後尾に並んだが
もう、準備した食事の予定数の整理券が
もらえるかどうかギリギリですと言われ
一応1人２枚（２食分）の制限で整理券を配布しているが
もしかしたらギリギリ買えない可能性もあると言われ・・・
ひぃぃぃぃ！！と怯えつつも、ここまできたら並ぶ！

あいにくの雨模様の中・・・てか雨強くなってきたし！！

あとちょっとだ！あと２０人くらい前にいる・・・ところで

「残り３０枚で〜す！」の声が・・・

いやぁああああ！！！まじでギリで無くなるかも！！！

ってところで本当にギリギリのところで整理券ゲット！！

いやあ、オープン初日を舐めてました・・・
その後も続々となめた方々があらわれ、

え〜！！！もうなくなっちゃったの！！？食べられないの〜〜！？

と大変ショゲておりました・・・
特に年配の方がかわいそうな気もしましたが・・・
そうだよね、ネット環境ないと
整理券配るってこと自体を知らない人もいるよね。
テレビでは何回かオープン間近！みたいな放送してたけど、
整理券配るとか言ってないもんね（たぶん）

まあ、今回は私も運良く整理券を手に入れることができたけど、
もう、本当にラストギリギリだったので、レストランへの案内も
ほぼラスト近く・・・・で、

なんせ９時から並んで、
ようやく我々の順番が回ってきたのが１４時過ぎ。
まあ、オープン初日に食事にありつけただけラッキー。

『まごころきっちん』のメニュー

『青春御膳』　　１２００円
『みかさ赤ワイン牛丼』　１２００円

の二種類があって、
もちろん両方食べてみたかったけど
残念ながら牛丼が売り切れ・・・！
ということで今回は『青春御膳』をいただくことに。

料理に青春をかけるこだわりの和食御膳『青春御膳』のお品書きは

三笠産ななつ星のご飯
大根の味噌汁（三笠産みそ使用）
野菜の炊き合わせ
旬野菜と海老の天ぷら
旬野菜と鶏肉の土佐酢ジュレがけ
ほうれん草のごま白和え
旬の焼き魚
昆布の佃煮
だし巻き卵　白老牛しぐれ煮添え
玉ねぎの漬物（調理部開発商品）

並んで、待ったかいもあって、ようやくありつけた
調理に青春をかける高校生たちの『青春御膳』をいただいた感想は

美味しかった！特にだし巻き卵が秀逸！！
「うまっ！！うまっ！！なんじゃこれ、うまっ！」
って声に出て言ってしまうくらいダシもきいてて
またちょこっと上に乗ってるネギと白老牛のしぐれ煮がうまい・・・
ああ、これは、間違いなく牛丼も美味いわ・・・・。

おかずの品数も多く、野菜がメインなのでヘルシーだし
玉ねぎの漬物もらっきょ漬けみたいな感じで美味しかったし
量もちょっと多いかな？くらいで逆にちょうどいい。
あとね、一番わたしが個人的に感動したのが、
お米の炊き加減が完璧でした。

施設内のモニターで調理風景も見られます。
レストラン内もオープンキッチンで調理している様子が見れました。