ワカチナ砂漠を後にした我々はイカの街で時間を潰し、長距離バスでクスコを目指した。長距離バス大国南米ペルーのバス車内の様子と、ぐんぐん上がって行く標高とアンデス山脈を見渡す最高の景色と高山病の恐怖!イカで訪れた博物館や、コカ茶の話など(注:本記事の情報は2017年9月のものです)
ここまでの流れはこちらの記事をご参照ください
別記事
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世界一周航空券でプチ世界一周⑥ワカチナ砂漠のアクティビティ!
世界一周航空券でプチ世界一周⑤ペルーの穴場観光地?砂漠のオアシスワカチナへ
目次
砂漠のオアシスの村ワカチナからイカの街で半日暇つぶし
昼前にワカチナからトゥクトゥクでイカの街に戻った我々。
予約したCruz del Sur社のクスコに向かうバスは
夕方18時過ぎに出発なので半日はイカの街で時間を潰すことに。
とりあえずバックパックをバスターミナル内に預けて散策開始。
中心地アルマス広場に向かう。
アルマス広場内はベンチが多数設置されくつろぐ人々多数。
そして広場を取り囲むように
観光客向けレストランが立ち並んでて、英語メニューが外に設置されてるし、
客引きも完全に外国人目当て。。。
わたくし、こういう外国人観光客向けのレストランって好きじゃなくてですね・・・
いやー当たり障りないメニューと味で、
英語が通じて、観光客慣れしてて
一番簡単なんですけどね。こうゆうとこで食事するのがさ、、、
でもね、お高いですよね???お値段、、、ねぇ?お金持ちならいいんだけど
俺ら、胸張って言えるよ!貧乏だと!!
絶対地元の人こないよね??って店がどうしても好きじゃない
でも、地元の人が行くレストランってなんかわかりづらいのよね。。。
そんな時は地元民に聞こう!!
アルマス広場の近くではあるけど裏通りの、
携帯ショップみたいないかにも
地元の人向けの商売やってるような店で聞き込み。
最初に聞いたとこでは英語が全く通じず。。。
そしたら奥の店の姉ちゃんが
英語わかるよーって出てきてくれて
なんか食べたいんだけど、観光客向けのレストランじゃなくて
あなたたちが行く店でローカルフードが食べたいんだけどー!
って聞いたら
それならすぐ向かいにあるわよ?
で、二軒近くに並んでて、ほとんどメニューは一緒なんだけど、
左の店は美味しくない、あたしが行くのは右の店よ
みたいにアドバイスくれたので
その店に行ってみた
CauCau とChufaのセット
コーヒー2杯付きで12ソル(一人6ソル)
(410円くらい)
カウカウってナンジャラホイ?と思って調べてみたら
ペルーの家庭でよく食べられるハチノス(牛の胃袋)の煮込みのことで
パンとの相性も良くてとても美味しかった!
Chufaってペルーを旅してるとほんっとよく見かける。
ちゅ〜ふぁ。チューファ って読むしかないよね、
これ
中華チャーハンのこと。
関西弁で焼き飯っすね。
中国人移民が持ち込んだ文化が完全に定着して、
chufaというメニューがほんと
どこに行ってもあるから
日本人としてはいつも海外では中華料理に助けられますわ。
南米ってさ100年くらい前からの日本人移民もたくさんいるから
もちろん日本料理屋もたくさんあるけど、
海外の日本料理屋ってクソ高いんだよね。。。。
あ、貧乏旅行者にとっては!ってことだけど
ほんで、首都とか大きな街にはたくさんあるけど
マイナーな小さな街では日本料理屋ってなかなかない!
でも、なぜか中華料理が食べれる店ってほんとどこにでもあるよね。
海外にいると中国人のバイタリティに助けられることが多々あります。尊敬。
食後はアルマス広場周辺で
地元民でごった返してるジェラート屋があったので
そこに並んでジェラートを食べてみる。うまし。
南米旅行を通して思った!
南米のジェラートうめえ!!
その後はノープランで地図を眺めてたら
博物館があるぞーってことで
徒歩でふらふらとちょっと郊外にある博物館
Museo Regional de Ica(イカ地方博物館)へ行ってみた。
博物館前には顔ハメがあったよ
こじんまりとした博物館。
中に入ってみると日の丸マークがちらほら。
日本政府が設立とか展示に結構協力してたみたい。
博物館の入館料金は大人ひとり7.5ソルでした。
Museo Regional de Ica(イカ地方博物館)では
この地方で栄えた文明を紹介している。
展示はパラカス文化、ナスカ文化など年代順に、
出土物(食器のようなものとか壺とか)を展示していた。
自然人類学展示室にある縦に引き伸ばされた頭蓋骨の標本や
発掘されたミイラなんかの展示がある。
これはプレ・インカ時代から長頭族といって、
生まれてきた子供の頭を板で挟み、頭蓋骨を縦長に変形させていたらしい、
細長い頭が美しさの象徴だったとかなんとか。ヒョエー。
あとは、古代文明の時代にすでに開頭しての脳外科手術が行われてた
とかって言われてて、目的不明だが頭蓋骨に穴を開けた痕跡と、
その後も生きていた証拠に骨が回復した痕を残す頭蓋骨も多数出土してるんだってさ。
基本的にはスペイン語の隣に英語説明文があったが、
え!?なにこれ!?って気になるものに限って、
なぜか英語説明が省かれてたり・・・したけど
きっとスペイン語がもっと分かるともっと面白いと思う。
小さな博物館だと思って侮ってたが、
結構見所がたくさん詰まっていて興味深かった。
博物館の後はすることもないし、
我々の後に入ってきた家族づれが博物館の外の庭でピクニックしだしたので、
我々も芝生に寝転がって、お昼寝することに。。。。
静かやぁ・・・・・。
それからまた徒歩で街中へ戻り
路上でパイナップルを大八車に山積みにし、目の前搾りたてのパインジュースを販売しているおばちゃんからジュースを買って飲んだり
教会を眺めてみたりウロウロしてバス乗り場へ戻りバスを待つ
イカからクスコへの長距離バス車内の様子と景色
イカからナスカ、アバンカイを経由して、
クスコの街に至るまで17時間のバス。(我々はナスカを華麗にスルー)
南米は長距離バス大国で、ペルーももちろん、
長時間のバス移動を快適に過ごせるように色々工夫されている。
ペルーの国内移動ではクルス・デル・スール社のバスにしか乗っていないので、
他の会社のバスがどうなっているのかは、知らないけど参考までに。
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バス車内にはアテンダントが常駐していて、ドリンクのサービスや、
時間帯に応じて、ディナー、ランチ、朝食、軽食などをサーブしてくれる。
飛行機の座席を想像してもらったら一番近いかと。
ただし、値段にもよるけど、
飛行機よりも座席が広く、リクライニングの角度も全然違うので
長時間の移動もそんなに苦にならない。
そして専用の車内エンターテイメント用の画面がついている。
ただし、映画コンテンツがほとんどスペイン語に吹き替えられているが
英語字幕がついてたりするものもあるので、
スペイン語を聴きながら英語字幕で勉強ができる。
(難しいのはわからないので基本アニメ映画ばっかり見てたけど)
クスコに近づくに連れ上がる標高と高山病の恐怖とコカ茶
標高400m、平地のイカの町からクスコへ向かうということは
ぐんぐんぐんぐん、標高が上がって行くわけです。
景色はさいっこうにいいんだけどね
3000mくらい標高が上がるもんだから、
高山病に効果があるって噂の
コカ茶もサーブしてくれます
コカ茶とは??
mate de coca(マテ・デ・コカ) とはコカ茶のこと。
南米アンデス原産のコカの葉で入れるハーブティで、
南米では本当によく飲まれてるし
スーパーでも普通に山積みで売られてるし、
宿にはほぼ確実に無料サービスでティーバックで置いてあるくらい
南米では定番のお茶なんですが、コカって何さ??
そうそう、コカコカコカコカなんか聞いたことあるよねって
コカインのコカですわ。はい。
あのあれね、麻薬のコカインのコカね
あの、アメリカ映画なんかで、よく出てくる粉末を鼻から吸い込んでたりするあれね??
中枢神経興奮作用で精神高揚させて気持ちよくなるってドラッグね??
あれ、昔のコカ・コーラにはこのコカの成分が入ってたって都市伝説もあったような‥‥?
ただ、コカインってのはこのコカの葉の成分を
化学的にアレコレしてなんかしたもので
コカの葉そのものには依存性や精神的な作用は超弱いらしいんですが
先進国各国ではほとんどが持ち込み禁止です!!
南米特有のものだし、日本で手に入らないし、
ティーバックなんかバラマキ土産にちょうどいいし、安いし・・・・・
でも、当然、日本にも持ち込んじゃダメ!絶対!!
コカの葉は麻薬原料植物として規制されてます。
捕まりまっせ!!!!
コカ茶は高山病の症状緩和に効果があるってことなので
ペルー人、ボリビア人がめっちゃ勧めてきます。
ただ、お腹痛い、頭痛い、何を言っても
コカ茶を飲めと言ってくるので
どの程度効果があるのかはわかりませんが。。。
まあ、日本に持ち帰りはできないので
南米にいるうちに飲んでおきましょう〜
あ、ちなみに、コカの葉を可愛らしくコーティングしてキーホルダーにした
ちょっといい感じの土産物(しかもこれも安いんだな)も
ペルーボリビアではたくさん見かけると思うんですが(写真撮ってなくてすみません)
そんなもんも帰国後に見つかればコカの葉所持ということで捕まるらしいです。
そんな小さいもん隠してれば大丈夫やろ、と思ってても、麻薬犬が見つけるらしいですよ!
あ!肝心のコカ茶の味ですが、
ハーブティらしいクセはありますが、
砂糖を入れて甘めにしたりして、薬と思って飲んでみたら
意外といけます。
ただ、好き嫌いは分かれる味ですね。。。
次回
クスコから乗り合いバスでオリャンタイタンボへ!
クスコからオリャンタイタンボまでの移動方法
Byミニバス コレクティーボでの移動の様子。
乗り場、値段などの予定です。
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