【国際郵送不可】海外に荷物を送るときの禁止・規制品の【危険物】って具体的になに?どんなもの?

海外に送ることができない危険物は具体的にどんなもの?

【危険物とは具体的にどんなもの?】楽天やAmazonなどでも日本国内のネット通販でも海外に直送してもらえるサービスが増えてきている昨今だが、外国に発送することができない禁制品、特にここではひとくちに【危険物】と言っても、意外と知らない具体的な危険物とは何のことなのか?どんなものが海外に発送することができないのか?などについて




こちらの記事もどうぞ→【海外取り寄せ】実は楽天で日本で売ってるものが海外配送できるって知ってた?

海外へ荷物を送るときに禁制品が含まれてないか確認しよう!

最近は海外に住む人も増えたし、海外に住んでいながら日本のネット通販を利用して海外に直接商品を送ってもらえるサービスや国際転送を取り扱う業者もかなり増えてきてグローバル社会だな〜って感じだけど、国際郵便を使って海外に荷物を発送する場合に注意するべき禁制品や規制品について。

せっかく海外へ送ろうと思って購入したり、荷物を準備したのに国際郵送できないもの
禁止物が入っているとそこで発送がストップしてしまうし、買ったものが勿体無い事にもなりかねない。

日本では普通に売っている、普通に使っているものなのに、実は海外には送ることができないような

え!?これって危険物なの!?って思うような意外な規制品もあるのでご注意を!
海外へ物を送る際にはまず禁止物でないかを確認しよう。

ちなみに、海外といってもこの世界中には200以上の国と地域があるわけで・・・
こちらの記事もどうぞ→【国の数とは?】世界にある国の数と日本が認める国の数が違う!?国連非加盟国リスト

それぞれの国、各国独自で禁制品・規制品は異なるわけだが
どこの国でも世界各国共通で郵送禁止のもの各国共通で送ることができないものが決まっているので、
そもそもここで禁止物に引っかかっていたら日本から発送することができないのでまずはご確認を。

この海外郵送の禁止品・規制品・禁制品の中に含まれていなくても、送りたい国、受け取る側の国の輸入に関する規制に引っかかっていると送り先で受け取ることはできないので、規制にひっかかるかも?微妙に怪しいかも・・・と思うものが送りたい場合には

事前に日本郵便各国の税関などの当局に問い合わせて確認する方が無難でしょう。




各国共通で送ることができない禁止物・規制品とは?

世界中どこの国に対しても郵送できないもの

国際郵送できない禁制品は大きく分類すると4種類に分けられている

    • 『爆発物・危険物』
    • 『麻薬類』
    • 『生きた動物』
    • 『わいせつな物品』

海外に送ることができない禁制品のこの4種の大分類の下の3つはだいたいわかると思う。

  • 麻薬類はいわゆるドラッグ、麻薬及び向精神薬全て
  • 生きた動物=生きている動物、生体
  • わいせつな物品=猥褻物(性に関して淫らでいやらしい物品)や不道徳(道徳に反している)な物品

さて1番目の『爆発物・危険物』はさらに中分類に分かれていて
実にたくさんのモノが禁止品の対象となっているのだが【危険物】とは具体的に何、どんなものを指すのだろうか?

【危険物】って具体的にどんなもの?

危険物とひとことに言っても様々な種類の危険がある

え!?こんなものまで危険物なの!?と意外なものでも
海外には郵送することができない危険物とされているものもあるので注意しよう。

ここに出ているものは一例に過ぎないので
ちょっと微妙かな?と思うものがあれば日本郵便の方に問い合わせて確認してみましょう。

具体的にどのようなものが国際郵送禁止の危険物となるのか

『爆発物・危険物』からさらに細分化されたものが
中分類として・・・

  • 火薬類
  • 引火性液体
  • 高圧ガス
  • 可燃性物質・
  • 酸化性物質・
  • 毒物類
  • 腐食性物質
  • その他の有害物質
  • 放射性物質

などと分けられていて、はぁなるほど確かにこれは危険そうだ・・・
なんとなく字面的に危険そうな香りがする文字の羅列で頭ではわかったつもりでいても
この危険物にあたる製品・商品が具体的にどんなものなのかは意外にわかりづらい。

このような表記は飛行機に乗る際に、搭乗前の保安検査場前でもよくあるので見たことがあると思う。

国際郵送できない危険物の代表例PDF

出典:日本郵政HPよりhttps://www.post.japanpost.jp/cgi-kokusai/2007_1228_01.pdf

だいたい飛行機に乗せられないものは国際郵便でも発送できないと考えて良いだろう

以下ではさらにこれら『危険物』の分類ごとの具体例について紹介しているので参考までにどうぞ

国際郵送不可【火薬類】の代表例・具体例とは?

代表的なのは花火・クラッカー・弾薬など
ニトログリセリン、雷管、点火器、ヒューズ、発煙筒、照明弾、導火線などの爆発性の物質

そもそも弾薬なんて手に入れること自体難しいモノだけど。。。当然送るのも禁止です!
子供用のかんしゃく玉なんかもダメですよ!!

国際郵送不可【引火性液体】の代表例・具体例とは?

ライター用の燃料(ジッポのオイルなど)、ペイント類、消化器、アクアラング(スキューバ用の酸素ボンベなど)除塵スプレー、
ベンゼン、ガソリン、アルコール、引火性溶剤及び合成洗浄剤、引火性塗料、引火性ワニス、剥離剤、シンナーなど
除塵スプレーとは、パソコンや電子機器などについた細かい埃をシューっとするエアダスターのようなもの。
これも液化ガスが入っているので海外への郵送は禁止されている。

それぞれの引火点又は引火点を超える温度で運送される液体は、すべて引火性液体とみなす。液体の状態で、高い温度で運送され、最高の運送温度(その物質が運送中にさらされると思われる最高温度)又はこれを下回る温度で引火性蒸気を発生させる物質は、また、引火性液体とみなす

国際郵送不可の【高圧ガス】の代表例・具体例とは?

郵送不可の【高圧ガス】とは?
携帯用濃縮酸素、ヘリウムガス、キャンプ用のガスコンロ、カセットコンロのガス缶、ライター用のガス、小型燃料ガスボンベ、喫煙用ガスライター、引火性エアゾール製品、アセチレン、ブタン、水素などの引火性ガス

ネオン、空気、圧縮ガスを含む消化器、炭酸ガス、窒素ガス、ヘリウムなどの非引火性、非毒性ガスもアウト

フッ化スルフリル、有毒ガスサンプル、一酸化炭素、酸化エチレン、液体アンモニアなどの毒性ガスも当然アウト!

酸素スプレーももちろんダメ!

 

国際郵送不可の【可燃性物質】の代表例・具体例とは?

【可燃性物質】の具体例とは?
マッチ、ライターなど可燃性固体、自然発火性物質や水と接触すると引火性のガスを発生させる物質などが代表例だがそれだけではなく、漂白剤などの【酸化性物質】も同様に禁制品

スポンサーリンク

【可燃性物質】の例:安全マッチ、硝酸セルロースフィルム等、金属マグネシウム、マグネシウム合金、セルロイド、ボルネオール、リン、硫黄、亜鉛灰、水酸化ナトリウム、ナトリウム、ルビジウム、カリウム、安定化マネブ、カルシウム、カーバイト、マグネシウム、バリウムなど

【酸化性物質】の具体例とは?
漂白剤、過酸化材、個人用小型酸素発生器など

Huapa 4L/min 携帯式家庭用 高濃度酸素発生器

漂白剤の例
カビキラー系も漂白剤なのでだめ!

余談だが、以前、私と同じ飛行機に乗ろうとしている外国人の荷物の中から大量にカビキラーのが入っていたらしく・・・
搭乗口で係から「これは持ち込めませんし、預かれません!」と揉めてたのをみたことがある・・・パッと見で2本組お徳パックでカビキラー12本以上はあったので海外では売ってないのかなぁ・・・と思ったことがある。

【酸化性物質】それ自体は必ずしも可燃性ではないが、酸素を加えることによって燃焼を引き起こす、もしくは他のものの燃焼を促してしまう可能性がある物質はアウト
例としては臭素酸塩、塩素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、一部の過酸化物

有機過酸化物は発熱を伴う自己加速的な分解を起こしうる、温度が不安定な物質で爆発性分解、急速燃焼、衝撃や摩擦に敏感、他の物質との危険な反応(まぜるな危険系)目に害を及ぼすなどの特徴がある物質全般
例えば、過酸化ベンゾイル、メチルエチルケトンパーオキサイトなど

国際郵送不可の【毒物類】の代表例・具体例とは?

引用され、吸引され、または皮膚に接触した場合に、死亡もしくは傷害など人の健康に害を及ぼしやすい物質はアウト!

【毒物類】の具体例とは?
クロロフォルム、加熱蒸散殺虫剤など
殺虫剤や農薬、ヒ素、アンチノック性混合動力燃料、固形殺菌剤、水銀化合物、殺鼠剤、消毒剤など
いわゆるバルサンのようなくん煙剤なども当然アウト!

農薬ももちろんダメ!

毒物ではないが【伝染性の物質】病原体や微生物なども当然アウト!
例としては:HIV,肝炎、サルモネラ菌・ラッサ熱ウイルス、風疹ウイルス、炭疽菌など
(研究用などで例外はあるが関係各国当局の条件許可を得た場合のみ)
まあ、これも手に入れる方が難しいとは思うけど・・・

国際郵送不可の【腐食性物質】の代表例・具体例とは?

漏れ出した場合に、生命体の組織と接触すると化学反応によって深刻な損傷をもたらし(簡単に言えば皮膚に触れると焼けただれるなど
又は他の貨物、もしくは運送手段に相当の損害を与えうる物質。

【腐食性物質】の具体例:水銀・バッテリー
腐食性洗浄液、腐食性のサビ除去剤や錆防止剤、腐食性塗料またはワニス除去剤、硝酸、バッテリー液、硫酸、塩酸、酢酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど

国際郵送不可の【その他の有害物質】の代表例・具体例とは?

環境有害物質などを含むその他の有害な物品とは、航空運送中に他に危険を与える物質や物品乗客、乗務員に著しく不快感や麻酔的効果を引き起こすものなど

アスベスト、固形二酸化炭素(ドライアイス)、環境有害物質、救命器具、内燃機関、重合ビート、
ラジコンヘリ(ドローン)等のエンジンのような電池により動力が供給される装置、または車両、磁石、リチウム電池、亜ジチオン酸塩亜鉛、伝染性の物質とみなされない、遺伝子を組み替えられた生物または微生物など

国際郵送不可の【放射性物質】の代表例・具体例とは?

【放射性物質】に関しては放射性物質を包有する郵便物の引受条件を満たしている場合を除く)
が国際郵便で送れない【放射性物質】の具体例としてはプルトニウム、ラジウム、ウラン、セシウムなど

『国際郵便による郵送が可能な使いすてカイロを販売する事業者一覧』

あれば重宝するのに・・・海外でもありそうなのに全然手に入れられない、売っていないものが
意外とホッカイロ!のようなカイロ類
カイロはメーカーによって海外への郵送が可能なものが決められている。
日本の国産企業のカイロであればほとんど問題なく送れるとは思うが念のため
カイロを国際便で送りたい場合はそのカイロのメーカー、事業者名を確認しておこう。

ここに記載されていないメーカーのカイロ等は国際発送はできないということ。

国際郵便で送ることができるカイロ販売事業者名

<あ行>アイリスオーヤマ(株)アイリス・ファインプロダクツ、(株)アザレインターナショナル ダイエー、イオン(株)、井脇製缶(株)、宇都宮製作(株)、エステー(株)、オカモト(株)、オリエックス(株)(株)OGC 九州本部<か行>紀陽除虫菊(株)桐灰化学(株)コーナン商事(株)、興和(株)、(株)児玉兄弟商会 、小林製薬(株)<さ行>(株)サンケイ商事、三宝化学(株)、生活協同組合コープこうべ <た行>(株)立石春洋堂、 (株) タテックス、 大日本除虫菊(株)、タカビシ化学(株)、(株)タカマツヤ <な行>(株)なかじま 西日本共和ニッセン商事(株)日本生活協同組合連合会<は行>(株)白元 久光製薬(株)、 フマキラー(株)、ホーマック(株)、宝商(株)<ま行>マイコール(株)<や行>(株)ユー・エス・ジェイユーコープ事業連合ユニー(株)<ら行>(株)ロッテ<その他・英字>Belgeuse Comercal S.AGRABBER-MYCOALLIL-LETS SOLUTIONS  、MYCOAL WARME PACKS※出典:日本郵便公式サイトより(2019年6月時点掲載のもの)

こちらの記事もどうぞ→【海外取り寄せ】実は楽天で日本で売ってるものが海外配送できるって知ってた?




SNSでもご購読できます。

関連記事



広告


Sponsored Link


コメントを残す

*

CAPTCHA