【つぶ貝のさばき方・唾液腺の取り方を写真付きでわかりやすく解説!】貝類、魚貝類大好き!海鮮大好き!特につぶ貝が大好き!でも居酒屋で『つぶのお刺身』を頼むと結構なお値段。つぶの煮付けもいいけど、やっぱり新鮮なつぶ貝の刺身はご当地ならではの楽しみ!だけど、高い…というわけで新鮮な刺身にできるつぶ貝が手に入って、なるべく安く『ツブ刺し』食べたいなら自分で捌けば超激安じゃん??ということでつぶ貝のお刺身の作り方、生食するなら毒(テトラミン)のある部位(唾液腺)の取り除き方について解説
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目次
やっぱり貝が好き!つぶ貝のお刺身最高説!
いや〜貝がやっぱり好きだなぁ!
中でも『つぶ貝』の刺身がコリコリして美味しい!!
つぶの煮付けたのも好きだし、おでんの具としてもツブは好きだけど
やっぱり新鮮なつぶ貝ならば、お刺身で食べたい!
先日、新千歳空港に親戚を送って行った際に、
みんなで空港内の居酒屋で『刺身盛り』を頼んで、
その中につぶ貝刺身も入っているのに、
さらに追いつぶ!!
追加で『つぶ貝の刺身』をさらに頼むくらい
ワタクシ、『ツブ刺し』に目がないんですが…
つぶ貝の刺身って高くない!?でも…
もしかして北海道の居酒屋でしか食べられない??かしら??
とか思うと…空港価格ってのもあるかもしれないけど
居酒屋で見つけると微妙に迷うようなお値段のつぶのお刺身
でも、うまいんだよなぁ…新鮮なつぶのお刺身の
あのコリコリとした食感とわさび醤油のからみが最高なのを思い出して
毎回、ちょっと高くない??と思いながらも、ついつい注文。
もう、つぶ貝マジック!貝類好きにはたまらない魅力の『つぶ』さんよ!!
しかし、毎回居酒屋でつぶの刺身を頼んでいたのでは
お財布に痛い!痛すぎる!!!ってことで
ここは北海道、ありがたいことに新鮮な刺身用のつぶ貝だって入手可能だ。
そうだ、高い金出して、飲食店で注文しなくても
自分でつぶ貝買って、自分で刺身にすれば
安く つぶ刺し食べれるじゃん!?
ということで、近所のスーパーで”安い!刺身用のつぶ貝”を見つけて実践!
安すぎだろ!確かに小ぶりだが…
まあ、一人分の刺身を作るにはちょうどい。
失敗しても153円なら痛くない。
巻貝であるつぶ貝には食中毒を起こす原因となる
貝毒『テトラミン』が含まれているから
食中毒成分を含んだ唾液腺(アブラとも呼ばれる)の部分を取り除く必要があるぞ!!
つぶ貝を生で刺身で食す!食中毒にならないための下処理の仕方
人間にとっては神経毒となって食べてしまうと食中毒症状や
視覚症状、酔ったような状態を引き起こす成分『テトラミン』という毒が
つぶ貝の内臓のアブラと呼ばれる部位=唾液腺には含まれている
生食する場合は特に注意して、この毒のある部分を取り除かなくてはいけない。
パックから取り出したつぶ貝を軽く水洗いをしてから、
殻を壊して中身を取り出す。しかしなかなか割れない。
包丁の背で叩くと簡単に割れるなどという情報も見たが
つぶ貝の種類にもよるのだろうか?…全然割れない。
キッチンバサミの背でぶっ叩いても割れない…
ので、結局
ハンマー登場。
殻に穴を開けて、ほじくり出すという方法もあるが
巻貝に穴を開けるようなものがうちには見当たらなかった。
結構な力でハンマーで叩くが、意外と割れない
殻の飛散防止に新聞紙を引いた方が良いだろう。
強く叩きすぎると、せっかくのつぶ貝が潰れてしまうので注意
ようやく中身が取り出せたが、、、
かなりしっかりと巻き巻き部分に
つぶ貝の身が巻きついている。
殻で手を切らないように注意しよう。
軍手があればした方がいいかも。
つぶ貝の中身を取り出したら、身の部分と内臓から先の部分を分ける
内臓から先のウロと呼ばれる部分は、
塩茹でや煮付けるなど火を通せば食べられるが、
今回は『刺身』がテーマなので割愛。
つぶ貝の刺身にするのは身の部分だけ。
煮付けたつぶ、『煮つぶ』が食べたい方はこちらの記事で
簡単でおいしい調理の仕方のせてます。↓
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つぶ貝の唾液腺(アブラ)の取り外し方
つぶ貝の毒がある部分を外す。←これが一番大事
つぶ貝のフタの部分を下向きにして置き、真ん中部分に切れ目をスッと入れる
真ん中に切れ目を入れて、開くと
両サイドに白っぽい、黄色っぽい部分、クリーム色っぽい
鶏肉の脂肪部分のような感じに見えるものがつぶ貝のアブラと呼ばれる部分でここに毒性がある。
これがつぶ貝の唾液腺(通称アブラ)だ。
指で押し出すようにすれば取れる。
左右両サイドにあるので両方取り除く。
ビヨヨ〜ンと伸びている管のようなものは
つぶ貝の『水管』と呼ばれる部分で
食べられなくはないが、
見た目がよくないのと食感がグニャグニャしてて
私は好きじゃないので外す。
蓋の部分はひっぺがしてもいいし、取りにくかったら包丁で
そぐようにして外す。
つぶ貝の蓋の部分の使い道??そんなもんはありません。捨てましょ。
ここまできたらあと少し!
塩をかけてヌメリを取るため塩もみして水洗いをする
2〜3回もすれば、ヌメヌメ感はなくなる。
ぬめりが取れたら、水気を切って、ようやく刺身のようにスライスする。
ようやく153円のつぶ貝の刺身が完成!!
コリコリ食感が心地よいので、あまり大きく切ると歯ごたえが強すぎるが
まあ、お好みのサイズにそぎ切りして、お皿に盛り付けたら完成!!
あとは、わさび醤油につけてコリコリとしたつぶ貝独特の食感を味わおう!
つぶ刺しの値段が高い理由がわかった
さて、こうして、自分でつぶ貝をさばいて
『つぶ刺し』を自作して思ったのは…
つぶの刺身を作るのに必要な行程が多い
- 殻割り、穴あけによって身を取り出す
- 内臓と身の切り分け
- 唾液腺(アブラ)の除去
- ヌメリを取るための塩もみ洗い
つぶ貝の下処理にかかる労力…
殻を割ったり、身をほじくり出したラり
食中毒の原因となるテトラミンを含む唾液腺(アブラ)を外したり…
ヌメリを取るために塩もみして洗うのを3回も繰り返して
ようやく刺身として切り分けられるという・・・
これらを自分でやってみて思った。
『くっそめんどくさい!!』
今回はたまたま、たったの153円で購入した
小さめのつぶ貝3個を、刺身にしてようやく口にすることができたの
作業開始してから約1時間後!!
もちろん、プロの料理人や調理師など、
慣れている人が作業するのとは違うし、処理に適した道具もない
一般家庭のど素人がやるんだから手際は良くない。
手慣れてる人からしたら、
時間かかりすぎだろ!!って思われるだろうけど
居酒屋などのお店で注文すると
なんであんなに高いんだ!?
コリコリのつぶ刺しを自宅で安く食べたい!!
と思って、やってみた結果
この作業の手間ヒマ考えると…
お店で食べるつぶ刺しのお値段にめっちゃ納得がいった!
そんな次第であります。
お店で『つぶ刺し』を出してくれるところって、
水槽で生きてるつぶ貝をさばいてくれるところもあるしね…
なまらうまいんだよなぁ〜〜
やっぱりつぶ貝が貝類の中で一番好きだな〜!
買った方が早いか…(笑)
つぶ貝は缶詰でもおいしいよね!
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