【墓じまい】その後の遺骨の行方は?供養はどうする!?【永代供養・散骨・粉骨】

墓じまい関連遺骨を海に散骨ってどうやるの?

墓じまいをした後は?墓じまい後の遺骨の行方、供養の方法について。永代供養から手元供養、樹木葬、海洋散骨などについて。俺が死んだら遺骨は海にばらまいてくれ!なんてセリフ、一度は聞いたことがあると思うけど、海に散骨ってどうやるの?遺骨ってそのまま撒けるの!法律的には大丈夫なの!?疑問が色々と湧いて来ません?独身・子なしのままだとしたら我が家の『墓じまい』もちょっと考えなきゃなあと思っていたここのところ、墓じまいをした後の供養、散骨・粉骨などについて。

前回の『墓じまい』に関しての記事はこちら↓
【墓じまい】独身子なしが死んだら親の墓とかどうなるの!?【無縁墓とは?】





墓じまい後の供養は?どこに手を合わす?

さて、前回は『墓じまい』についてあれこれ費用やなんかを調べてみたけど
実際に墓じまいをし終わった後に、
お墓の中から取り出してた遺骨はどうなるの??

墓じまいした後のお骨はどうしたら・・・・?

選択肢としては

  • 永代供養
  • 手元供養
  • 海洋散骨
  • 山岳散骨
  • 樹木葬
  • 改葬 (別の墓に移す)

などが考えられる。

やはり多いのは『永代供養』

永代供養ってなに?

永代供養とは、寺院や霊園に遺骨の管理や供養をお任せするというもの。

永代=永遠の永久保証ではないので注意!

永代供養という言葉のイメージから勘違いしている人は多いが
『永代』とは永久保証ではなく一定の期限がある場合がほとんどである。
一定の期限というのは33回忌までが目安とされる場合が多い。
33回忌とか50回忌までとかの区切りの良いところまでの契約になる。

永代供養にかかる費用は、
その遺骨を納骨するスタイルによって大きく料金が変わってくる。
料金は安い順から

  • 合祀墓(読み方:ごうしぼ)10万円代〜
  • 集合墓  20万円代〜
  • 単独墓  40万円代〜

どの納骨方法を選ぶかは、
費用面や気持ちの面で人それぞれとなる。

安いのは、遺骨を多くの他人の遺骨と混ぜてしまうことになる方法。
単独で埋葬するかでは当然ながら単独のお墓にすれば料金は高くなる。

旅行でも大部屋で雑魚寝でいいやーってタイプの人と
絶対個室!プライバシー大事!なタイプの人がいるのと同じで
当然、個室の方が料金は高いのと一緒だね。

ただ、合祀墓(ごうしぼ)に埋葬してしまうと
他人の遺骨とも混ざってしまうため、
後から、個人の分を取り出すことは不可能となる。
(そんなことを、することがあるのかどうかは謎だが…)

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墓じまい後の遺骨のゆくえ・・・
永代供養の他には?

墓じまいをした後の遺骨の供養の方法には
永代供養のほかにも、手元供養や散骨、海洋葬、樹木葬など
2000年以降、昔ながらの墓地への埋葬から
埋葬方法のパターンもかなり多様化している。

死んだら自然の土に還りたい、
自然の土に還して欲しいという
自然回帰願望がある人に
人気があるのが『樹木葬』

樹木葬とは?

墓石代わりに樹木(低木が一般的)を墓標として、
そのたもとに遺骨を埋葬するというもの。

樹木墓地樹林墓地など、
墓地として許可を得た場所に遺骨を埋葬する。
樹木の根元に個人で遺骨を勝手に埋めてはいけませんよ!

埋葬時に新たな苗木を植えて行くパターンや
霊園などの樹木墓地のセンター(中央部)に
シンボルツリーとなる樹木があり、
その周辺の決められた区画に
遺骨を埋葬していくなどの方法がある。

個人で個別に埋葬したり、
家族用のスペースがあったりと樹木葬の方法も様々。

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お墓の下に入りたくない!散骨で自然葬とは!?

普通のお墓のように重たい墓石の下の
ジメジメした狭い場所に入れられたくない!
そう思う方も少なからずいると思います。
私もそういった考えの人間ですがそんな人には『散骨』という選択肢も。

散骨といっても、
勝手に遺骨をばらまくのはもちろんダメです!

海や山に散骨する海洋散骨や山岳散骨、言葉としては知ってるけど
散骨ってどうするの?どうやってするの?法律は?

散骨する前に必ずやらなくてはいけないこととは?

散骨をする場合に必要なことが遺骨を『粉骨』することです。
粉骨をしないで遺骨をそのまま散骨してしまうと
遺骨遺棄罪という刑法に引っかかります。

散骨は違法か合法か!?

現時点(2018年8月時点)では
『散骨』そのものを罰する法律はない。

遺骨に関連する法律としては、
刑法190条と191条の遺骨遺棄罪が関連する。

法務省見解では、散骨に関して

「社会的習俗として宗教的感情などを保護する目的だから
葬送のための祭祀で、節度をもって行われる限り問題はない」

すなわち、
「節度をもって葬送の一部として行われる限りは違法性はない」

としている。ポイントは『節度をもって』ということだろう。



散骨に関する節度とは一体なにか?

まずは、遺骨を遺骨であるとはわからない状態にする
要するに、2~3mm以下の粉末、
パウダー状に粉砕(粉骨)すること。

もしも、遺骨と分かる状態で散骨したならば
遺骨遺棄罪に問われてしまう。

周辺の環境に配慮すること。
環境汚染や、漁業権のある場所を避ける
周辺住民の宗教的感情にも配慮をすること。
当然だが、他人の土地に勝手に撒くことはできない

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散骨は違法ではないにせよ、法的にグレーな部分も多く
いまだ多くの誤解をされている場合がほとんどである。
陸で行う場合には
周辺住民の理解を得ていないと、
誤解をうみ、トラブルになる可能性もある。

現在行われている散骨の多くは、私有地である山林や、
船をチャーターして海洋上の公海に出ての散骨が多いようだ。

遺骨の粉骨って?遺骨をパウダー状に砕くって・・・?

ところで遺骨をパウダー状にするってどうやるの?
自分で叩いてすり鉢でゴマをするように・・・
あるいは、石臼に・・・・って
石臼なんて持ってないわ!!

先祖代々の『墓じまい』をした場合の遺骨は結構な量があるはずで
個人で粉骨することはほぼ不可能ではないけど
現実的ではないだろう。

墓じまい後の遺骨の粉骨から海洋散骨までを
専門に請け負っている業者もいるので
粉骨をする際にはそういった専門業者に依頼することが一般的のようだ

そうした専門の業者はたいてい
お墓関連、葬儀関連を取り扱っている会社がほとんどなので
手続きや法的なルールに関しても詳しいので
きちんと散骨場所なども配慮した上で選んでくれる。
自分でやるよりも安心だろう。

『粉骨』するメリットは?

遺骨をパウダー状に粉骨してしまえば、
骨壷が小さなサイズになるし、
親族で分け合う(分骨)のも簡単だし、スマートだ。

一部は散骨し、一部は手元に置いて『手元供養』という形もとれる。

場所をとらないミニ骨壷などに収めたり

手元供養にした場合はなんせお墓や永代供養に比べて
維持費やどこかに支払うといった費用が発生しない。

対して、粉骨するデメリットを考えてみると
感情面以外のデメリットはあまりないと思われる。

感情面というのは、
なんとなく、よくわからないことだから
  よくは思わない

というような漠然としたものだろう。

たまに、手元に置いといて、
もしも万が一無くしてしまったら?
火事で焼失してしまったら?なんてリスクも考えられるが

それは、墓地や寺においても、同様なのではないか?
それならば、分骨して何人かの人が持っているならば
逆にリスク分散ができるのでは?と、私個人としては思う。

まとめ

墓じまいをした後の遺骨の供養方法
(改葬、別の墓に移す、まとめる以外の方法)

遺骨のままであれば
永代供養樹木葬

粉骨すれば、さらに選択肢が広がり
手元供養散骨(海洋散骨・山岳散骨など)

意外と、墓じまいしても供養する方法は色々と考えられるのね。
もともと、お墓を持っていない、お墓を建てていない人もいるわけだし
これからはどんどんお墓もスマートになっていく時代が来るのかも。

というか、もうスマート供養の時代が来ているんだろうね。

スマートフォンの画面上でお参りすると
故人が残した動画を再生してくれるサービスもあるらしいし
う〜ん、供養の形も様々な進化をして行くんだなぁ。

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