【本日の名言】『最大の問題は明日何をなすべきかではない、今日何をなすべきかである』by ピーター・F・ドラッカーとは? 経営学者・大学教授・マネジメントの発明者 の P・F・ドラッカー による言葉だが、その意味・解釈・教訓とは?
父親はフリーメーソンのグランドマスター!?management(マネジメント)の発明者、現代経営学の父ピーター・F・ドラッカー とはどんな人物?そのほかの名言や関連する本などを紹介
目次
【本日の名言】 明日何をなすべきかではない、今日何をなすべきかである の意味・解釈・教訓とは?
この言葉の参考出典は ピーター・F・ドラッカー による 『マネジメント 基本と原則』より
「明日何をなすべきかではない、今日何をなすべきかである」 の言葉の意味とは
未来は常に現在の意思決定の延長線上にあるという意味である。
もうすこし噛み砕いていうと、
意思決定に関して
戦略や計画は未来の意思決定に関わるものではなく
それは現在の意思決定が未来において持つ意味に関わるものである
意思決定が存在しうるのは現在においてのみである。
ちょっと理屈くさく聞こえるが一つづつ考えるとなるほどとよくわかる
最大の問題は、明日何をなすべきかではない。
『不確実な明日のために今日何をなすべきか』である
この言葉から得られる教訓としては
この言葉はドラッカーのマネジメントの考えにおいて
「戦略計画」と「未来予測」を混同してしまうことの危険性を説いている。
「未来予測」はあくまでも現在ある可能性を前提としてあるものだが
前提としての「現在の可能性」は活動によって絶えず変化し続けるものである
「未来」というものはあくまでも「現在の結果」であるので
効果的で合理的な戦略計画のための意思決定は
効果的で合理的な「現在」の意思決定から生まれるものだ、ということ。
だから、明日のことを考える前に今日何をすべきかを決めるのが大事である
さらにはこのようなこともドラッカーは言っている
未来を語る前に、今の現実を知らなければならない
現実からしかスタートできないからである。
ドラッカーいわく、
未来を予測しようとすることは
夜中にライトをつけず、
リアウインドウを見ながら
田舎道を運転するようなものだ。
田舎の真っ暗な道をライトもなしに
しかも後ろのウインドーを見ながらは走ることはできない
まさに暗中模索の状態である、と、まずは前を向け、ライトをつけよ
今できることはなにかを考えて行動することだ。
同じくドラッカーの名言に
「昨日を捨てよ」
というものがある。これは過去・現在・未来は決して独立して存在はしない。
だからこそ昨日の段階では最も効果的で合理的だとして行った意思決定だとしても
「今日」その結果が思わしくなかった場合は、
過去(昨日)の意思決定に関するこだわりを捨てて
再び、今日、現段階での前提に基づき再び意思決定を行うべきであるということ。
ピーター・F・ドラッカー のその他の名言や関連本
□多くの人は話上手だから
人間関係が得意だと思っているが
対人関係のポイントは「聞く力」にあることをしらない
□有能さは修得可能だ
□もっとも重要なことから始めよ
□もともとしなくて良いことを効率よく行う事ほど無駄なことはない。
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ピーター・F・ドラッカー とはどんな人物?何をした人?
ピーター・フェルディナンド・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)
1909年 オーストリア=ハンガリー帝国ウイーン で誕生〜 2005年 享年95歳で没
経営学者・現代経営学の父・マネジメントの発明者・経営の神様・未来学者・社会生態学者
ピーター・F・ドラッカー に関するエピソードや人物像
1909年オーストリアのドイツ系ユダヤ人の家庭に生まれる。家は裕福であった。
1931年ドイツのフランクフルト大学で法学博士号を取得
1933年にイギリスに移住
1939年の『経済人の終わり』を刊行して以降、次々と著作を発表
1969年発表の『断絶の時代』が当時の英国政権を担っていたサッチャー首相の推し進める国営企業民営化政策に多大なる影響を与えるなど話題に。
これによってドラッカーは名実ともに現代経営学・マネジメントの祖として著名な人物となった。
以降、アメリカのニューヨーク大学教授、クレアモント大学教授などを歴任した。
実は大の日本通であったドラッカーは度々日本を訪れ、日本の古美術品のコレクションもしていた。
ドラッカーが収集した日本の古美術品コレクションは、ドラッカーの没後、とある日本企業が買い取り
現在は千葉市美術館に寄託されている。2019年以降にドラッカーのコレクションの一部が公開される予定である
欧米はもちろん世界中の企業人、経営者、学者にも大いなる影響を与えたドラッカーは
日本経済を担う企業人らにとっても大きく影響を与えた
日本で大ブームにもっとも火をつけたのは通称『もしドラ』と略される
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(岩崎夏海著)は
アニメ化や映画化されるほどの人気となった。