今さら聞けない”LGBT”ってなに??言葉としてはなんとなく?わかったつもりでいるけど本当にわかってる?
どうも、Huluウォッチャーです。最近、HuluでLGBT映画の特集をしていて(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)を題材とした世界各国のLGBT映画の特集が組まれていたので、
おすすめのLGBT映画のその紹介(ネタバレ含む)と感想とレビューを書こうと思ったのですが・・・
と!その前に!!
LGBT映画を観る前に!LGBT映画がもっと面白くなる!今さら聞けないLGBTに関するワードなどをなるべくわかりやすく簡単に解説。
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目次
今さら聞けない!LGBTってなに?
ここ最近、特に顕著に耳にするようになった言葉、
LGBTって言葉よく聞きますよね
「ああ、同性愛者のことでしょ?」
ん〜、半分あってるような・・・
でもそれだけじゃないんだよなぁ・・・
大抵の人は
ああ、なんかLGBTってテレビや新聞でよく聞くし見かけるし
LGBTって流行ってるよね?とか(笑)
もしかたら、そんな認識かもしれません
それはさすがにないわ〜!って方も、いるかもしれませんが
当事者以外にとっては、
ちょっとわかりにくい言葉。略語。
わかった気になっているけど、
実はあんまりよくわかっていない
最近のワードの一つかもしれません。
私は、割と最近、
「LGBTってなに?病気の名前?」
という質問を聞いて、
唖然としたことがあります・・・
もちろん質問者(50代女性の方)には
他意はなく、おそらく
ALS(筋萎縮性側索硬化症)とか
そういった類の病気のことかしら〜?
って思っていたのかもしれません・・・
数年ほど、海外にいて、日本に帰国したら
かなりLGBTという言葉が、日本のテレビや新聞など
メディアでも取り上げられる機会が格段に増えて
世間の認知も急激に高まっているんだなあ・・・と
思っていた矢先の上記の出来事でした
はっきりとよくわからないけど
なんだかショックを受けたのを覚えています。
まあ、LGBT”はもちろん、病気の名前ではありません。
LGBTとは性的少数者(セクシュアルマイノリティ)の中で
L=Lesbian(女性同性愛者)
G=Gay(男性同性愛者)
B=Bisexual (両性愛者)
T=Transgender(心と体の性が一致しない人)
L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイ、T=トランスジェンダー
の頭文字を並べたものがLGBT。
はい、ここまでは大抵の方が、
なんとなく
「わかるわかる!知ってる知ってる!」って思うんですけど
これらのの頭文字から”LGBT”という言葉一つで
性的指向に関するマイノリティ(少数者)全般をさす語として使われているけど
実は厳密にいうと、性的マイノリティ『全般』を指すわけではないんですね
LGBT=性的少数者(セクシュアルマイノリティ)は間違い?
LGBTはなんの略?
と聞かれているなら
L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイ、T=トランスジェンダー
と答えるのは、間違いではないでしょう。
しかし、
これらのの頭文字から”LGBT”という言葉一つで
性的指向に関するマイノリティ(少数者)全般をさす語として
最近、メディアなどで使われているけど
実は厳密にいうと、LGBTという言葉自体が
性的マイノリティ『全般』を指すわけではないんですね
なぜなら性的少数者(セクシュアルマイノリティ)とされる人の中には
単純にはLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の
枠組みには入らない性的指向の人もいるわけで・・・
ここから先が大変ややこしくなるので
混乱すると思うし、個人的には
そんなに深く考える必要もあるのかないのか・・・
正直あんまりよくわからないので、
まあ、LGBT=ああ、あの頭文字でしょ、レズビアンゲイ〜〜・・・・
でいいと思いますわ!ただ、それでも、
もう少し理解を深めたい方、
もう少し深くLGBT映画を楽しみたい!って方は
ぜひ、この先もお読みください。
別に、覚えて説明できるようになる必要はありません、
ただ「そんな言葉もあるんだなぁ〜」程度の理解でもいいと思います。
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今、
LGBT映画をもっと楽しむために
もう少しLGBT界隈の知識を深掘り
さて、『LGBT』が
L=レズビアン :「心の性」が女性で、女性を好きになる同性愛者。
G=ゲイ : 「心の性」が男性で、男性を好きになる同性愛者。
B=バイセクシュアル :「好きになる性」が同性の場合も異性の場合もある両性愛者。
T=トランスジェンダー :「身体の性」と「心の性」が異なる。
を指す言葉の頭文字、
そうゆう人たちを総称していることはわかると思います。
ただ、例えば
T=トランスジェンダー :「身体の性」と「心の性」が異なる人
のことを、ああ、
「オカマやオナベのことだろ?よくテレビに出てる・・・」
って言っちゃう人、
残念ながら結構いるかと思います。
が、まあ、それも正解の一つかもしれませんが・・・
実は、”T”(トランスジェンダー)ひとつ取っても、
色々いるんですね。
単に「身体の性」と「心の性」が異なる人と言っても
FTM(Female to Male):「身体の性」は女性で「心の性」を男性と自覚して生きている人。
MTF(Male to Female):「身体の性」は男性で「心の性」を女性と自覚して生きている人。
MTX(Male to Xジェンダー):「身体の性」は男性で「心の性」が男性とも女性とも断定できない人。
FTX(Female to Xジェンダー):「身体の性」は女性で「心の性」が男性とも女性とも断定できない人。
カテゴライズすると、こうなっていきます
「身体の性」と「心の性」が異なる人といっても、
「好きになる性」は人それぞれ。
どうゆうことかついてこれてますでしょうか??
例えば、MTF(身体は男性だけど心は女性)で
じゃあ、心が女性なんだから
心の性別である女性にとっての異性、
つまり男性のことが好きなんでしょ?
・・・とは限らないってことです。「好きになる性」は人それぞれ。
さらにさらに、
LGBTXとかLGBTQ
って言葉聞いたことありませんか?
Xってのが、上記のTの中に区分されている
MTXとかFTXのことをさします。
ではLGBTQの”Q”ってなんでしょう?
以前はクイア”QueerのQ”として
(クィア:語義としては「奇妙な・風変わりな」)
使われ方は侮蔑語として、
日本語でいう「変態!」とか「オカマ!」といった感じ
頭文字のQとして使われてましたが、
最近はそれを逆手にとって、肯定的な意味合い
「いい意味で正常じゃない」みたいなニュアンスで、
クィア:セクシュアル・マイノリティの人々を総称する言葉。
”人とは少し変わっているところのある人”
として肯定的に使われることが増えているようです
ただし、
最近のLGBTQの”Q”としてはQuestioning(クエスチョニング)の”Q”
性自認や性的指向が定まっていない人のことを『Questioning』
自分自身ののジェンダーや性同一性、
性的指向を探している状態の人々を指す言葉である
『Questioning』の”Q”のことをさしている場合が多いようです。
この”Q”=クエスチョニングの状態にある人々は、
「迷っている」
「まだ探している」
「様々な理由により自分に社会的分類を当てはめることに対して不安を感じている」
という人たちのことです。
先ほど ”T” トランスジェンダーの中にあった
MTX(Male to Xジェンダー):「身体の性」は男性「心の性」が男性とも女性とも断定できない人。
FTX(Female to Xジェンダー):「身体の性」は女性「心の性」が男性とも女性とも断定できない人。
このMTX,FTXの方達(Xジェンダー(X-gender)
エックスジェンダーとは、
出生時に割り当てられた女性・男性の性別のいずれでもない
という性別の立場をとる人々を指すから
Qの中に入るんじゃ・・というわけで・・・・
はい!ややこしくなってまいりました!!!
ややこしいってことは面白いってことだと私は思います!
この意見に賛同された方のみ、
さらに下までお読みください
てか、LGBT映画はここまで知識を深めなくても普通に楽しめます!!
LGBTでもLGBTQでもない!?性的マイノリティも実は多数いる!????
先ほど、
自分自身のジェンダーや性同一性、性的指向を
探している状態の人々を
Questioning(クエスチョニング)性自認や性的指向が定まっていない人
X-gender(エックスジェンダー)
出生時に割り当てられた女性・男性の性別のいずれでもないという
性別の立場をとる人々を指すと書きましたが
さらには、もっと細分化した区別していくと
まだまだ言葉があるんですね・・・(疲れてきたよパパン・・・)
パンセクシュアル(全性愛者): 「好きになる性」が性別にとらわれない人を指す。
Aセクシュアル(無性愛者):他人に対して恋愛感情や性的欲求を抱かない人を指す。
ノンセクシュアル(非性愛者): 恋愛感情は持っているが、性的欲求は抱かない人を指す。
インターセックス(性分化疾患):「身体の性」が男女どちらかに統一されていない、判別しにくい人のこと。
トランスヴェスタイト :異性の服装を好んで着る人々のこと。クロスドレッサーとも。
もう、ここまでくると、
もうどうでもええやん!って気もしてきますが
当事者にとってはどうでもいい問題ではないのですよね。
ちなみに、こういった性的指向を区分していくと
当然、そのカテゴリーの中に
『ストレート(ノンケ)』と言われる
いわゆる多数派(マジョリティ)とされる
異性愛者ももちろん含まれるわけです。
さらにさらに・・・・最近『アライ』って言葉もよく聞きませんか?
アライってなに?最近LGBT関連語でよく聞くアライ(ALLY)とは?
お約束として、一応言っときます、
アライさん、新井さん、荒井さんのような人名ではありません。
ALLY アライとは
LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の
理解者、支援者であることを明確にした人のことを指します
少し前だと、
『LGBTフレンドリー』とか
LGBTフレンドリー企業とかいう言葉をよく耳にしましたが
アライとLGBTフレンドリーの違いは?
似ているようでいて、ちょっとニュアンスが違ってくるようです。
『LGBTフレンドリー』は言葉通り、
友好的、差別しないよ、温かく開かれてますよ〜
って感じですが、
『アライ』はもう一歩、踏み込んだ支援者で
積極的な姿勢の方たちのことをさすようです
要するに、LGBTの人たちに対する偏見や差別と向き合い
積極的に応援、行動してくれる立場をとる人たちのことを
アライとよぶようですね。
性的少数者(マイノリティ)のカテゴライズって本当に必要??
LGBTという言葉に関して勝手に考察してみました
私はなんの専門家でもありません、
なんの権威もない
そしてしがらみもない、
ただの無職の一般人(中年)です。
ここから、私の勝手な考察です。
ご理解の上、読み進めてください。
そもそもLGBTって少数なの??
LGBTの当事者が社会にいる割合は?
某大手広告代理店系シンクタンク(調査研究機関)である
LGBT総合研究所の調査(全国の20~59歳の個人10万名を対象)によれば
日本では約8%の人が
LGBTなどセクシャルマイノリティい該当する人だという
8%ということは13人に1人いる計算。
ちなみに、日本人の血液型の割合は
A型 38%
O型 31%
B型 22%
AB型 9%
まあ、すご〜く簡単な計算をすると、
日本にはAB型の人がいる割合と同じだけの
LGBTなどに該当する、人がいるという計算になる。
それって少ないんだろうか?
確かに割合比率だけで見れば
少数者(マイノリティ)と表現することができるけど
AB型の人のことを血液型マイノリティとはあんまり言わないような・・・
たしかに、少ないかもしれないけど全然身近にいるよね??
確かに日本では、半分以上がA型かO型だから多くはないけど
でもさ、ちょっと思い出してみたら、
「あ、あの人、ABだったな〜」
親兄弟の誰かがAB型とか、いとこがAB型とか、
元彼がAB型とか・・・全然いると思う。
要するに、それくらいの感じで
LGBTの人がいるってことなんじゃないかな
(数字の上の、割合だけみれば、だけど)
ストレートの人
異性愛者で、身体と心の性別が完全に一致している人
そしてそれをきちんと自認して生きている人ってどれだけいるんだろう?
もし、今これを読んでいるあなたが、ストレートだとして、
この先の人生、絶対に異性だけにしか興味がわかない!と
はっきり言い切れる??
まあ、言い切れる人はもちろんいるし
それはそれで、わかりやすくてとてもいいと思いますが、
自分にとって、めちゃくちゃ魅力的な人が
たまたま同性であったりすることも
絶対にない!!とはいいきれなくない!?と、私は思うのね。
そう考えると・・・
なんだか、この男だとか女だとか、
性的傾向がどうしたこうしたって
カテゴライズして固有の名称に自分、もしくは誰かを
当てはめていくことって本当に必要??
ただ、“LGBT”って言葉の中に、
大まかに含まれてるけど・・・
本当はちょっと違う・・・
でも、他人が理解できる言葉としては
それしかないからそうしとこう・・・
LGBTってひとくくりに言っても
そのなかには色々な、まさに、
レインボーカラーな人もたくさんいて
虹って、日本では7色と言われるけど、
国が変われば色の数も変わるっていうし
実際の虹って何色??
観る角度、見方、
そもそも、あなたが青と思って見ているその青い色、
それって、あなたの隣にいる人も本当に同じ色で見えているのかなぁ?
人は人だし、君は君だし。僕は僕。私は私。
それでええやないかと、
なにをごちゃごちゃゆうてんねんなって
「みんなちがって、みんないい」
って、金子 みすゞさんもゆうてるし。
まあ、だからこそ、LGBT映画はおもしろい映画が多いんよ!
えー、そうです、本当は映画のことを書きたかったのですが・・・
ついつい、でも、LGBT当事者じゃない方の方が多い(多数派)とされているので・・・
この記事が、ま、当事者でもなんでもええわい。
映画好きの方、みんなにとって
もっと深く、LGBT映画を楽しめる一つの要素になれば幸いです。
おわり。