高山から金沢へ。高山から白川郷を通ってそのまま行くと金沢につながる。世界遺産の白川郷を有する高山地方のバスガイドさんに聞いた金沢観光でオススメのスポットは??そのガイドさんイチオシの金沢観光スポットが「忍者寺こと妙立寺」というお寺とのことだったので、実際に行って、拝観してきました!忍者寺、実際はどんなところなのか!?忍者との関係は??行ってみた感想など。
忍者寺こと妙立寺ってどんなとこ?別記事↓忍者寺への行き方、場所、予約方法など
忍者寺 バスガイドさんオススメの金沢観光地 妙立寺ってどんなとこ?
目次
金沢・忍者寺こと妙立寺に行ってみた!高山から金沢への行き方
岐阜県の観光地、飛騨高山から金沢に行くことにした我々。
高山から金沢への行き方は?
電車の場合、所要時間2時間半〜3時間半以上かかる上、
富山経由になりちょっとめんどくさい。。
電車よりもバスが高山からは白川郷を通り、
金沢直通なので高山からはバスが断然便利ですが・・・
バスは予約制ですので予定が決まったら、早めに予約しましょう
なぜなら1日数本あるはずのこのバス。。。
時期によっては希望の時間に予約が埋まってることが多い。。。
なんせ、海外からの観光客の人気スポット・白川郷を通るもんだから
ほとんどが外国人観光客の予約でいっぱいなのかな。
高山濃飛BC(バスセンター)ー 金沢駅前 |
そんなわけで不本意ながら、朝一の便しか予約が取れなかったので
まずは高山の濃飛バスセンターを7時50分に出発する金沢行きのバスに乗りました
2月の末頃に金沢に向かったのですが、
予想してた通り、8割9割が海外からの観光客でした。
白川郷でほとんどが降りるのかな〜?と思いましたが、
降りられたのは半分ほどでした。
白川郷からも乗車するお客がいるので、ほぼ満席状態で金沢まで。
忍者寺拝観のながれと注意事項
忍者寺への行き方はこちらの記事で紹介しています。
→忍者寺 バスガイドさんオススメの金沢観光地 妙立寺ってどんなとこ?
金沢に着いた翌日、
予約していた朝一の9時からの回に間に合うように忍者寺へ向かい
ちょっとわかりづらいお寺だらけの寺町の中にありますが、
グーグルマップを頼りに無事到着。
門内に入ると早速観光客向けの注意書きが。
内容は
堂内拝観は全て予約制(しかし空きがある限りは当日参加も可能)
1.予約のある方
予約時間の十分前に受付開始、グループ毎に本堂前に集合
2.予約のない方
本堂に向かって左手奥のインターホンで拝観申し込みしてください
3.注意事項
・時間に遅れると予約は無効小学生同伴の場合は事前にインターホンでその旨を申し出ること
・未就学児の拝観はご遠慮ください
・お酒を飲んだ方の拝観はお断り
上記の内容が英語でもきちんと記されれいます。
やたらと子供の拝観に厳しそう。
というかちゃんとしている様子
きっとからくり寺で、危険な箇所も多いので物事のわからない子供はお断りしているのかな
自分は子供があまり得意でないので、その辺は徹底していてかなり好感が持てます。
それでも、ごねる人、どうしても子供を入れたい人もいるんでしょうね。。。
こんな但し書きもありました。
小学生のお子様を同伴の方にはお子様の学年をお尋ねしていますが、
旧学年をお告げください。
今春入学のお子様で入学式未了の方の拝観はご遠慮願います。
要するに、
「うちの子、今年小学校に上がるからいいでしょう??」
てのはアカン!ってことよ。
ここまで書かなくてはいけない事情があるのでしょう。。と察し。
お子様づれの方も、上記ルールはきっちり守りましょう。
忍者寺拝観のながれ
時間が来ると本堂前で呼び出しがかかり、
靴を脱いで下駄箱に入れて本堂へ。
※靴泥棒が心配な方は有料10円で鍵のかかる靴ロッカーあり。
不特定多数の方(国籍も様々)が出入りするので、
残念ながら靴の盗難や間違いなども起こる模様。
まずは拝観料のご集金
保存護持費という名目で大人1000円、子供700円なり。
拝観料を払うと、妙立寺のパンフレットがいただける。
この小さなパンフレットに忍者寺のからくりの見どころが印刷されているので
それを読み込みつつ本堂の横に着席し、参加者全員が揃うのを待つ。
するとまずはこのお寺の歴史、概要がテープで流される。
テープの質なのか、音量なのか、スピーカーの位置なのか
わからないが音がこもってしまっているのとストーブが燃える
ゴォォォォォーという音がうるさくて少々聞こえづらいがなんとか聞く。。。
そのあとは案内人についていき、
忍者寺の一つ一つのからくり仕掛けを案内人の説明と共に見学
私が参加した時は、可愛らしい若い女性が案内人で丁寧な言葉遣いと
滑らかな口調でとてもスムーズに見学。
妙立寺の堂内、からくりの数々を一通り巡って、約45分で拝観終了。
忍者寺のからくりの数々!実際に忍者寺に行ってみた感想
実際の拝観の様子、寺の中(堂内)に入ると撮影は禁止なので写真はないが
覚えてる限りでからくりの数々を書いておこう
まずは正面入り口本堂目前の第1のトラップ!
落とし穴賽銭箱!
普段は地面に埋め込まれた賽銭箱だが、有事となれば、この賽銭箱の蓋を外せば落とし穴
落とし穴の深さは2〜3mなので大した怪我はしないが
落ちた先には下男の部屋があり、武器を持った下男にやられるというからくり
本堂裏の殿様専用の隠し階段!
中から外へ逃げれらるということは外から中へも入れるのでは??
と思うこの隠し階段
江戸時代のオートロックとも言えるカラクリがあり
中からしか開けられない仕組みとなっていて、見学者全員ほぉぉぉ〜〜と感嘆。
伝説の地下通路に通じる井戸!?
中庭の井戸は井戸水を組み上げて通常の井戸として使用されていたが
実はこの井戸には横穴があり地下通路があって、
その通路は金沢城までつながっており、逃げることができるという伝説が。
なぜそれが今だに伝説なのかといえば、
ここ妙立寺から金沢城の間には犀川という川が流れていて、
当時の土木技術で川の下にトンネル通路を作る技術はなかったのでは?ということで
未だ誰も井戸の中に入って検証した人がいないため伝説のままらしい。
なんかテレビの企画とかで誰か検証してみてほしいような気も・・・・。
明かりとり階段
階段下がおしゃれな障子張りになっているけど、
実はここの裏は下男室になっており、
中から明るい外はよく見えるため、
外からこの階段を敵が上がってきたらすぐにシルエットが見えて、
中から下男が攻撃できるように。。
おしゃれな階段とおもったらなんて物騒な・・・・
左右開ける戸で出口が異なる二枚戸
2枚の戸が全く違う出口に通じ、戸の開閉によって、
それぞれの出口を隠し、追ってきた敵が戸惑っている隙に奇襲攻撃ができるという。
第二の落とし穴階段トラップ
本堂横の階段の途中で床板を外せるようになっており、
ここでも即席の落とし穴に
ここも、落ちても数段なので大怪我はしないけど、この下にもやはり下男が武器を持って待ち受けている。
数々のトラップをくぐり抜けたその先に
ようやく上階の殿の部屋に到着
謁見の間とされ、特別な人のみが通されたという。
殿への献上品が当時のまま保存されている。
謁見の間にも茶室があり、殿が好んで茶を楽しんだらしく、
下の井戸からは滑車で上階まで水を汲み上げるカラクリもあり。
落とし穴に始まる代表的なカラクリの数々だけにとどまらず、
低い天井をごまかすための吊り天井など各所に細かいカラクリが施されていて、
昔の人はほんと、よく考えたなぁ・・・と感嘆。
忍者寺こと妙立寺、いってみたら、
本当に面白かったので素直におすすめです!
そうそう、結局、忍者寺って忍者がいた事実はないので、実際の忍者とは無関係だけど
この寺そのものが忍者のようにカラクリだらけってことで忍者寺というらしい。
ちなみに「忍者寺」は妙立寺の登録商標になってるみたい。
文字でこのカラクリをうまく伝えるのは難しいので
絶対、実際に目で見た方が面白いし、ほぉぉぉぉ〜と感嘆すること請け合い。
機会があればまた行きたいなぁ。