【ヒートパック】電気なしガスなし火元なしでも加熱する方法とは?ほかほかご飯は正義!

『ヒートパック』って知ってますか?ガスも電気もない、火がない状況でも、少量の水さえあればものを温めることができる魔法みたいなグッズ。話には聞いてたけど実際どんなものなのか?どんぐらい加熱できる?どんな水でもいいのか?何を温めることができるのか!?どんな利用方法ができるの??ヒートパックについて色々と調べてみたら防災にアウトドアに火気厳禁の場所でも使える超スグレモノだということがわかったのでご紹介!!


こちらの記事もどうぞ↓↓
【保存水はなぜ必要?】生命維持に必要な水分量と水なし生活のストレスたるや!?
【新しい食料備蓄】ローリングストック法はめんどくさがりにおすすめ!必殺技名じゃなかった
【長期保存水とは?】保存水と普通のペットボトル水と水道水と何が違うの?
どこでも充電【モバイルバッテリー】で充電切れの恐怖とは無縁の必須アイテムっす



暖かいご飯は正義!ガスなし電気なし火元なしで加熱したい!?

ここに一つの『サトウのごはん』がある。
いわゆるレンチンで玄関開けたら2分でご飯!のレンジでチンするご飯・・・

しかし!!
ガスなし、電気なし、コンロなし
ライターもマッチも燃やすもの何もなし、火元なし。。。
でも暖かいご飯が食べたい!!

さてどうします?

当然、電気がなければ、レンジでチンは無理。
湯煎ができるはずだ!!って、そのお湯を沸かす方法って??
火も使えない!!さてどうする??

思い切ってそのままいっちゃう??
さとうのごはんって加熱なしでそのままでもいけるっけ???

「サトウのごはん」についての質問

Q:加熱せずに食べることができますか
A:必ず電子レンジで加熱調理してお召し上がりください。
ごはんの主成分であるでんぷんは、米の状態(生でんぷん)では人は消化できません
これを炊飯による加熱でごはんの状態(糊化でんぷん)にすると、消化できるでんぷんとなります。
しかし、これを放置するとでんぷんは徐々に生でんぷんに近い状態(老化でんぷん)になり消化できなくなります。
「サトウのごはん」はこの状態で店頭に並んでいます。
老化でんぷんは再度加熱することで糊化でんぷんにもどります。
ですから、「サトウのごはん」は必ず加熱してお召し上がりください。

出典:サトウ食品公式HPより http://www.satosyokuhin.co.jp/inquiry/faq.php

あかんやん!!加熱しないと消化できないのね!!

てか、やっぱりご飯はあったか〜〜いのがいいよね!

暖かいご飯が食べたい!でも電気もガスもない!
そういや、
火も電気も使わずに少量の水だけで
加熱することができるアイテムがあるって聞いたことあるぞ・・・・

なんだっけ??あれ、あれ、加熱・・・・加熱・・・する・・・
ヒートアップ??ヒートパック!!それだヒートパック!!!
あれは、少量の水だけで食品の温めができるって聞いたよ!?

それ!!!え。うちにないの??
なんで買っておかなかったんだよぉぉぉぉぉぉ!!

仕方ないそのままかじるか・・・・
唾液で幾分やわらかく・・・・・
だからそれだめだって・・・

って
そんな悲しい思いをしないために!!

災害時などの非常時に
停電してたり断水してもあったかいご飯を食べるために!!
てか、そんなんキャンプとかのアウトドアにもいいよね!

ところでヒートパックってなんだ??
ヒートパックの使い方とか仕組みとか調べてみた!




ヒートパックってなに?
水だけでってどんな仕組みで加熱できるの?

ヒートパックといえば『モーリアンヒートパック』が超有名だが
基本的な原理はほとんど同じ。
発熱体に水が加わることで化学反応が起きるその時に発生する
熱と蒸気で加熱するというもの。

他にも『加熱パック』や『発熱剤』で調べると
モーリアンヒートパック以外にも色々とあるようなので
用途、値段等にに応じてお好みで選んで良いと思うが
やはりモーリアンヒートパックはサイズなど選択肢がかなり多く
発熱時の温度が安定しているという特長があるみたい。

ヒートパックの加熱の原理とは?

発熱剤(加熱体)というものが入っていて、
加熱袋となる(外装袋がそのまま使えることが多い)
袋の底にその発熱剤(加熱体)を置き、
温めたい食材(レトルト食品や缶詰、水を加えたアルファ米)などを入れ、
所定量の水を入れるとすぐに加熱沸騰がはじまり、
その蒸気によって加熱することができる。便利グッズ

発熱剤の主成分は?

商品によって添加剤が少し異なる可能性はあるみたいだが
主成分はだいたい同じで

アルミニウム粉末酸化カルシウム粉末
添加剤(発熱コントロール成分)

仕組みは理科の授業的な話を思い出してほしい
化学反応を起こさせることで
蒸気を発生させて加熱している

酸化カルシウムに水で水酸化カルシウムとなり
水酸化カルシウムアルミニウム粉末と反応すると
アルミン酸カルシウムになる←この反応時に発熱蒸気が発生する

この熱エネルギーで発生した蒸気で温める

その他の微量の添加剤は発熱した後の温度を安定させるための役割を果たす

まあ、正直・・・・
文系適当人間の私にとって理屈はどうでもいいんだけどね。
どうやら発熱剤に水を加えることで、化学反応を起こして
蒸気を発生させるという単純といえば単純なことらしい。

どれくらいの時間加熱は持続するのか?

発熱剤のサイズやその時の外気温、加熱させたいと入れたものになどの
環境で変化するから参考時間ではあるが
だいたい15分〜30分は高温蒸気が袋の中に充満しているという記載が多く
記載よりも以外と長かったという感想も見かけた。

必要な水の量は?

これも発熱剤のサイズによって変わるがだいたい100~150ml程度
だいたい、発熱剤が入っている包装袋で
水の量を計量することができるようになっていることが多い。




どんな水でも使えるって本当?

浄水、上水道の水でなくても使える。
井戸水、川水、池水、雨水でも使える
例えば生活用水の備蓄用の風呂の溜め水でも良い
いわゆる淡水であれば利用可能とされている。

なので、海水はだめだし、その他、
お茶、ジュース、スポーツドリンクは
発熱効果が下がる可能性ありで使用は控えること。

飲料用の水を節約したい、
飲み水を使うのはもったいない!って時にも使えていいね!!

蒸気で加熱するメリットは?

・100℃以上にならない(だいたい98度との記載が多い)
蒸気は無害。お湯を沸騰させた時の湯気(蒸気)と同じ。
・安全に加熱できる
無臭だから周りに迷惑をかけない
・保存期間が長い

スポンサーリンク

注意すること気をつけること

・食品は包装のまま入れる。むき出しで直接入れないこと。
・不安定な場所に置かない。水平な場所に置くこと。
・加熱中に移動させない。持ち歩かない
・蒸気に顔や手など近づけすぎるとやけどするので近づけない
・取り出す際が最もやけどしやすいので注意する!
・発熱体には絶対に火を近づけない。発熱体の袋は開けない!
・爆発・発火の恐れがあるので火気厳禁!!
・発熱剤を濡れた手で触らないこと
・決められた水の量を守る。多すぎても少なすぎても加熱できない可能性あり。
・空気中の湿気・湿度で反応が始まるため、開封したらすぐに使用するする
保管時も高温多湿は避ける
・使用期限が切れると本来の加熱ができない場合もあり、保証していない
・発熱時に使った水は飲めません。食品が直接触れないように注意。

使用後の処理はホッカイロ(使い捨てカイロ)と同じで
 『燃えるゴミ』
ただ、十分に温度が冷めてから捨てるように。




ヒートパックで温められるのはどんなものがある?

市販のヒートパックにはサイズが色々とあるので
サイズによって温めることのできる量は当然変わってくる

例えば『モーリアンヒートパックのLサイズ』
発熱剤Lサイズで加熱できる目安例があったので参考までに。

例①

レトルト食品(カレーとかね)200g
パックご飯(サトウのごはんとかね)200gと
缶のお茶とか飲み物1本

例②
アルファ化米 2食分
(所定の水をあらかじめ加えたもの)

 

例③  缶詰3缶程度(サイズによる)

焼き鳥とか魚の缶詰もあっためると美味しいよね〜

例④ カップ酒200ml×4本(熱燗)程度

カップ酒にも色々あるよね〜〜〜
熱燗は外で飲むとなぜかいつもより美味しく感じるけど飲み過ぎには注意!

例⑤缶飲料(お茶とかコーヒーとかココアとか)3本
例⑥おにぎり3個程度
例⑦

加熱調理済みの焼き鳥8本程度。
加熱調理済みで湯煎するだけで美味しい食品も
ミートボールとかハンバーグとかお惣菜は
結構色々あるよね〜

 例⑧キャップ付きのアルミ缶に入れた水
1缶なら約85度、2缶なら約70度のお湯になる。必ずアルミ缶に入れ替えること!!

参考:モーリアンヒートパックHP http://www.morians.co.jp

食品のあたため以外の使い方

お酒の燗、お湯を沸かす、缶の飲み物を温める
ゆで卵や蒸し野菜を作るなどの食品の温め以外にも
工夫次第で色々な使い方ができるようです。

蒸しタオルを作ったり、
哺乳瓶のあたためをおこなったり。

ヒートパックのような加熱剤を使ったものはどんなシーンでオススメ??

やっぱりアウトドア!と防災の備え!

火気厳禁の公園などや火気厳禁の野外イベント
でも使える!
火を使わないで食料を温めることができる
しかもコンパクト

花見の季節はまだまだ寒いから
温かいものが食べたいって時にも使えるし
缶詰や茶碗蒸しのような温めた方がおいしいものは
なんでも入れて温めることができるて便利だし
登山のお供にも、キャンプ旅行のお供にも
そんなにかさばらなくていいかも
テント内で火器(ガスバーナーやコンロ)は使えないが
ヒートパックなら安全に使えるし!

あとは、起きては欲しくないけど、
災害などでライフラインが止まった時にも
備えておくとかなり重宝するはず。防災用品のバッグに備えておくと良い。


ヒートパックのような加熱剤は航空機に持ち込める?

航空機内持ち込み禁止!!です!!

レトルトの日本食(ご飯やカレーなど)を海外旅行に持って行き
ホテルでヒートパックで温めて便利だった・・・って
口コミを見かけたけど・・・

ヒートパックなどの発熱剤、加熱剤は
国内外問わずに

航空機内持ち込みダメ!!ですよ!!
機内持ち込み手荷物じゃなくても、預け入れでもだめです・・・
落ち着いて考えてみたらわかるはず!!

機内持ち込み・預け荷物ともに禁止されている手荷物の中に
ガソリン、灯油、オイルライター、万能マッチ、花火とかに並んで

・加熱式弁当(発熱剤付弁当)
という項目があります!!
このヒートパック系のものも当然、
発熱剤にあたりますから
飛行機を使う旅行の際には持っていけませんのでご注意を!

サトウのごはんなどの
レンジでチンする系パックご飯を湯煎であっためる際の時短テク

鍋のお湯でパックご飯を温める時のガスの節約と時短には

パックを開けて中のご飯だけを取り出して
耐熱性の袋に入れて、
なるべく空気を抜いて湯に入れると時短で温まるよ

ヒートパックなどの発熱剤を使うときに
外気温が低いときは加熱袋ごとタオルで覆ってあげると
保温効果が上がるよ!

ちなみに昔、駅弁とかでよくあった紐を引っ張ると
お弁当があったまるやつ(ヒモ引き過熱式弁当容器)は
生石灰(これも酸化カルシウム)を使っていたらしい
あ、今もあるみたいですね加熱式弁当

あーなんか弁当食べたくなってきたなぁ・・・・




SNSでもご購読できます。

関連記事



広告


Sponsored Link


コメント

コメントを残す

*

CAPTCHA